基礎工事の段取りなど |
■土地の歴史を知ることが大切です。
その土地は昔、何だったのか知るべきです。
水田、沼地、川などを埋め立てた所は敬遠すべきでしょうし、また相場より極端に安い場合もそれなりのリスクがある土地と思った方がいいでしょう。それに売り出された理由も確認すべきです。相続による物納なら概ね良い土地のようですが、それでも何らしがらみがないことを確認すべきです。 |
■地鎮祭
地鎮祭を執り行うことは、お客様の自由です。もし行う場合は、数週間前に神主の予約を入れる必要がありますので、ご連絡下さい。神主への概ねの相場は3~5万円のようです。 |
■地盤強化
地震大国の日本では、いつ予期しない震災が起こるか誰もわかりません。近年では東日本大震災や阪神大震災などが記憶に新しいところです。ここ関東地方でも、1923年(大正12年)9月1日の関東大震災以来大きな地震がないことから、いつ発生があっても可笑しくないと言われています。そこで、建物が簡単に倒壊しないように「地盤強化」と「基礎工事」が重要となります。 |
■根切り
構造物をつくるために地面を掘り下げて所要の空間をつくることです。形状には3つの種類があります。
(1) つぼ掘り~底部の要所を個別に根切る場合。
(2) 布掘り~底部の一部を布状 (あるいは帯状) に根切る場合。
(3) (1)(2)を組み合わせる場合も多い。 |
■砕石敷き
根切り底や土間コンクリート部分に対し、砕石を敷きこむ作業です。この作業で注意が必要なのは、粒度が揃いすぎた砕石は、重機転圧しても締固まりにくいので注意を要することです。大小入り混じった砕石の方が固まり易いのです。 |
■捨てコンクリート打ち
基礎の通りに対して捨てコンクリートを打ち、平らにならす作業です。最近では、捨てコンを用いないでそのままコンクリートを打設することもありますが、基礎底盤の鉄筋が必要なかぶり厚さ確保できるような措置を施すことは重要です。 |
■ベース鉄筋組み
基礎の立ち上がり部分、スラブ部分などを設計図通りに配筋する。鉄筋はJIS品を使用し、さびや変形などがない鉄筋を使用しています。スペーサー(ピンコロ)を用いて、コンクリートのかぶりを確保する方法も大切です。 |
■ベースコンクリート打設
底盤部分のコンクリート打設です。打設前に、基礎の外周に沿って、捨てコンクリートに描かれた芯墨又は遣り方の水糸を基にして型枠を設置していきます。型枠には、木製ものと鋼製のものがありますが、最近は鋼製の型枠の方が多いようです。 |
■立上り配筋 型枠組み
立上り部分にコンクリートを打設する前に、立上りの内側の面に型枠を設置します。型枠にゴミ等の付着物がないかも確認が必要です。鉄筋に付着物があると、鉄筋とコンクリートの付着力に影響する可能性があるからです。 |
■立上りコンクリート打設
ベースコン打ち後、脱型から立ち上がり配筋工事. 立上がり鉄筋の修正型枠は、組あげる時と違い、取外しは簡単です。 |
■立上りコンクリート打設
ベースコン打ち後、脱型から立ち上がり配筋工事. 立上がり鉄筋の修正型枠は、組あげる時と違い、取外しは簡単です。 |
■建て前
家屋建築で、主要な柱や梁、棟木などを組み上げることですが、基礎コンクリートの固まり具合を見て、建て前を決めます。なお、上棟式は最近では行わないところが多いようです。 |