在来工法の住宅設計、注文住宅、リフォーム、不動産のことまで国立市の大日建設株式会社にご相談を! 
 
  折々の雑感 
 
大日行政書士事務所 
 
 
 
   
   
   
   
   
 
 
 
所在地 国立市北2-8-1 
℡ 042-577-1811 
FAX042-577-1402 
fuji25@kind.ocn.ne.jp
関連リンク集 
 
警視庁職員信用組合
齋藤成俊税理士事務所 
カマノ土地家屋調査士 
有限会社「北栄」 
 
 
地域の皆様と共に46年、住宅建築や不動産のことはお任せ下さい。我が社は、あなたの夢を形にする技術と熱意を持っています。 
  ごあいさつ   
 当社は、昭和50年に建設業・不動産業を創業以来、国立市を中心に都内及び近県においてお客様にご愛顧をいただき今日を迎えております。その間、公共事業をはじめ一般住宅の建設、リフォーム等を多く受注させて頂く一方、不動産部門においても積極的に取引・仲介をさせて頂いております。これからも、長年の実績で培われた技術と信用を大切にして参る所存でありますので、社長 杉山武久末永くお付き合いをお願いいたします。
    大日建設株式会社 代表取締役社長 杉山武久 

 〒186-0001東京都国立市北2丁目8番1  
 電話 042-577-1811 FAX 042-577-1402  メール fuji25@kind.ocn.ne.jp
 
アマリリスが咲きましたので玄関に飾っております(R4.5.10)
 

自社所有賃貸物件 
 我が社は不動産物件」も扱っています。
 
賃貸物件 所在地  家賃  構造  名称・号数 
賃貸2001 立川市幸町3-20-3  月4万9千円 1K  ヒルズ
賃貸1001 立川市若葉町4-6-2  月4万8千円 1K  ヒルズ若葉
賃貸2002  立川市若葉町4-6-2  月6万3千円 2DK  ヒルズ若葉 
賃貸2002  立川市若葉町4-6-2  月4万8千円 1K  ヒルズ若葉
賃貸2003  立川市幸町2-55-3  月6万8千円 2DK  ホワイトコート
賃貸2004  国立市北2-8-1 月6万9千円 1K  ヒルズ国立 
 ※現在「ヒルズ若葉」には4部屋空き室が御座います。
折々の雑感 

雑感 「鳳凰を旗印に使用した政党は台風の目になるか」(R4.6.24) 
 先日JR吉祥寺駅近くを動いていますと、参院選に向けた街頭演説に遭遇しました。話しをジックリ聞くことは出来なかったのですが、結構な人だかりがあって熱気が感じられました。一つ気が付いたのは、何本かの昇り竿に付けられたオレンジ色の旗に“鳳凰”の絵がプリントされていたことです。
 鳳凰は中国の想像上の鳥で吉祥や調和の象徴とされ崇拝されています。
 この
鳳凰が現われるとき賢人が出現し、道徳と安定をもたらすとされ、西洋では「東洋の不死鳥」と見なして再チャレンジや復興を意味しているそうです。日本でも様々に使用されており、現行一万円札の裏面や宇治の平等院鳳凰堂、相撲の化粧まわし、賞状の淵取りなどに見られます。この政党が鳳凰を意識して使用している意味も、日本が不死鳥の如く再生することを期待した深い思い入れもがありそうです。また、新しい政党ながら党員数も6万人を超えたそうで、参議院選挙には50人も候補者を出しており、比例代表では500万票の獲得を目指し、当選目標は5人だそうです。
 結党のキッカケは「投票したい政治家がいない」「応援したい政党がない」という多くの国民の声からで、更に、憲法の参政権を意識して「
投票したい政党がないから自分たちでゼロからつくる」と意気込んでいます。この政党の最大の弱点は出来たてなので、公職選挙法が定める政党要件を満たさず、選挙討論会には参加出来ないことや、テレビなどから無視されていることです。そのため、知名度アップのため、全国津々浦々で連日街頭演説を挙行しており、その主張や様子などをネット配信しています。
 果たして“
鳳凰”の威力を借りて、目標を達成出来るか注目しています。 

雑感 「今こそ円安を生かした政策や工夫が大切です」(R4.6.21) 
 円安でこれまで外国人にとって高額だった、時計、アニメ、カメラ、プラモデル等々にネット通販や旅行者から買い殺到していると聞きます。テレビでは、「円安で大変だ」「物価が高騰」などと悪い面だけ強調しています。しかし、外国人旅行者にとっては、滞在費、交通費、飲食費などをはじめ、日本製品が安価で購入できる良さがあります。つまり、円高であれ円安であれ良し悪しがあるもので、円安の時は円安メリットを生かすべきです。ただ、ガソリンや食料品などを輸入に多くを頼っている分野は円安は不利です。特に、ウクライナやロシア情勢から小麦粉の輸入が困難です。よって、小麦粉から米粉の利用が期待されています。小麦粉に限らず食料品全般の自給率は四割方と言いますから“食料安保”の観点からも自給率は大切です。
 今こそ、自給率を飛躍的に上げる政策や工夫が大切と思います。
 同じことは、木材など建築資材にも言え、昨年来の
世界的な“ウッドショック”にロシア情勢も加わり、材木も手に入り難くなっています。これも長年、国内の林業を軽視して外国産に頼っていたため、事態の急変に対応が困難になっています。日本はまだまだ木材による在来工法の需要が多い国です。先般、山形県の金山町では、金山杉による家造りを推奨し、同時に山林も保護している番組がありました。金山杉だけでなく、秋田の秋田杉、奈良の吉野杉、大分の日田杉、静岡の天竜杉 等々、良質な材木が多い国です。
 まずは、
農業・林業・漁業等の一次産業を最優先に大切にして、国産品が適正価格で流通するよう願いたいものです。

雑感 「“士は己を知る者の為に死す”と言います」(R4.6.17) 
 一瞬ジョークと思いましたが、有力野党の有志議員約70人は6月14日、自衛隊員の処遇改善や施設整備などを野党の立場からも後押しする「自衛隊員応援議員連盟」を設立したと報じています。これまでの「憲法違反だ」「暴力装置だ」などの見解を思い出すと、何処まで本気なのか、それとも選挙を前にした票欲しさの“パフォーマンス”にも見えてしまいます。
 それでも、ロシアのウクライナ侵攻から、安全保障政策に世論の関心が高まっている現在、自衛隊員の処遇や任務環境などを調査し、課題を整理する考えだそうですから、意気込みは理解できます。自衛隊員に、いざという事態は、命を投げ出しても使命を果たして欲しいなら、それ相応の名誉と社会的評価を与えるのは当然です。多くの野党や知識人、マスコミなどは、自衛隊を長年“日陰者”扱いをして来ましたから、隔世の感があります。
 デール・カーネギーは「人を動かす3原則」として①批判も非難もしない。②相手に重要感を持たせる。③人の立場に身をおく。と言い、更に、
人間は「自分に関心を寄せてくれる人に関心を寄せる」と説いております。
 これは、自衛隊に入隊する時に国民に誓う服務宣誓の一部ですが、
「私は、(中略)、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえることを誓います。」と宣誓するそうです。
 
人は自分の真価を正しく評価する人のためには、命を投げ出してでも応えるもので“士は己を知る者の為に死す”と言います。国会議員や知識人は自衛隊員を心から応援するなら、まず“己を知る者”になって欲しいものです。それなのに、批判や非難ばかりでは士気が高まるはずがありません。 

雑感 「(日本は)破壊する力ではなく、造り変える力です」(R4.6.15) 
 外来で日本に定着したものに、漢字や仏教をはじめ、カステラ、天ぷら、カレー、ラーメンなどの食べ物、洋装、自動車、蒸気機関車等々たくさんあります。これらの共通項は、日本人好みに改善され、食べ物は美味しくなり、衣類はファッョン性豊かに、乗り物は格段に性能が向上しています。
 さて、芥川龍之介の短編で1922年に発表された『
神神の微笑』を読み返して一部引用しています。短編の舞台は戦国時代の京都南蛮寺。夕暮れの庭を歩く宣教師オルガンティーノは、言いようの無い不安に襲われる。数十年来の布教活動が実り、今や日本国内のキリシタンは万に増えた。しかし、この国は岩から草木に至るまで、言いようの無い「霊気」に満ち満ちている。散歩の途中、「この国の霊の一人です」と言う老人に出逢うと、日本人が渡来の文化を巧みに変容させた事例を挙げる。「漢字」は訓読みにしたこと。「儒教」は日本化され、「仏教の本尊」大日如来は、神道の天照大神と同じとされ神仏習合されたなどを語る。そして、老人は「日本人は外来のものを自分たちに合うように造り変える力を持っています。」と語ります。 
 
オルガンティノ(1533年~1609年4月22日)は、(中略)、書簡の中で「われら(ヨーロッパ人)はたがいに賢明に見えるが、彼ら(日本人)と比較すると、はなはだ野蛮であると思う。(中略)私には全世界中でこれほど天賦の才能をもつ国民はないと思われる」と述べている。また、「日本人は怒りを表すことを好まず、儀礼的な丁寧さを好み、贈り物や親切を受けた場合はそれと同等のものを返礼しなくてはならないと感じ、互いを褒め、相手を侮辱することを好まない」とも述べている。ウィキペディア(Wikipedia)から
 オルガンティノは長年日本に住み、長崎で1609年76歳で没しますが、すっかり日本贔屓になっています。また、芥川龍之介は国内の仏教やキリスト教、新興宗教を含め衰退を予言しているようで、洞察力は凄いの一言です。

雑感 「日本人は“国連”をナゼ過大に期待するの?」(R4.6.12) 
 “United Nations”「ユナイテッド・ネーションズ」とは、“連合国”と訳するのが常識だそうです。それを「国際連合」と誤訳したことで、いかにも国際的な平和団体のように思え、日本国民が国連へ過大な幻想や錯覚が生じた理由の一つと言われています。国連は、第二次世界大戦の反省から世界統一政府を目指して設立されたとされ、全世界の平和構築を目指していました。しかし、P5の一つ露によるウクライナ侵攻やWHOによる新型コロナウイルス対応に批判の声が上がり存在意義が問われています。特に、露のウクライナへの軍事侵略に何も出来ない国連の無力ぶりは惨めなもので、日本国民も国連に対する過度の評価や期待は薄れて、国連不要論まで聞こえます。
 先日9日の国連総会で、来年1月から2年間の非常任理事国を決める選挙で、日本、スイス、マルタ、エクアドル、モザンビークが当選しています。これに便乗したのか、次は常任理事国入りと期待が高まりますが、今も、日本やドイツを敵国とする“
旧敵国条項”からも常任理事国(P5)入りなどもっての外です。それに新たな常任理事国入りには、国連憲章の改正は勿論のこと、国際社会からの期待、それに相応しい国民の意識の高まり、憲法の改正、軍事力、経済力など極めてハードルが高いものがあります。
 国連の一番の問題は、拒否権を盾にするP5の存在と言われています。
 しかし、この改革は“猫の首に鈴を付ける”ようなもの、或いは、反社の取締りで反社の意見を重視するようなものと例えられます。露のウクライナ侵略を機に、まず
P5のガラガラポン等の大改革が期待されています。 

雑感 「ウクライナにチャーチルが居るとは知らなかった」(R4.6.9) 
 「君子は豹変す」の“豹変”は、豹の毛が秋に抜け変わり、紋様が鮮やかになることで、これを人の態度が一変することに例えられ、「優れた人間は、過ちは直ちに改め、良い方向に向かう。」という評価の言葉とされます。
 さて、誰が言ったのか知りませんが、昨日、ロシアのウクライナ侵攻を巡り「プーチン大統領の3つの誤算」をテレビで紹介していました。
 (1)ウクライナ軍がこんなに強いとは知らなかった。
 (2)ロシア軍がこんなに弱いとは知らなかった。
 (3)ウクライナにチャーチルが居るとは知らなかった。
 と語っていました。つまり最大の誤算は、ゼレンスキー大統領に対する評価で、ロシアだけでなく、米国も過小評価していたようです。ロシアの軍事侵攻が開始されると、米国はゼレンスキー大統領に、国外に逃避して亡命政権を樹立するよう勧めたのでした。ところが大統領は「
今必要なのは逃亡用の車じゃない。武器をくれ」の一言で英雄誕生の瞬間と言われています。
 ゼレンスキー大統領は身長170cm位と欧米としては小柄で、コメディー俳優から大統領選に出馬し、最初は周囲や国民から「冗談だろう」と思われていたようです。ところが、第二次世界大戦でドイツ軍からのイギリス本土の空爆空爆の中、国民を鼓舞し勝利に導いたチャーチル元英首相のように、ゼレンスキー大統領は首都キーウに留まり国防色のTシャツとズボン姿で連日SNSで国民を鼓舞して、更に世界にロシアの非道ぶりや、ウクライナ防衛の正当性を配信して存在感を示していることは、世界の指導者たちにとって最大の誤算だったのかも知れません。 

雑感 「憲法を逆手に、したたかに成長した日本ですが」(R4.6.7) 
 北朝鮮の度重なるミサイル発射に加え、コロナ禍やウクライナ侵略から、日本国憲法の弱点や問題点が浮彫になり、憲法改正の機が熟したと語る人が多くなりました。過去にも憲法改正の機会は何度かあったとされ、まず、1951年のサンフランシスコ講和条約で日本が独立を回復した当時、次は1979年のソ連のアフガニスタン侵攻当時や1991年の湾岸戦争当時でしたが、政治家やマスコミを始め、国民世論の高まりは今一つだったようです。
 今回のコロナ禍から憲法に緊急事態条項の追加案や、ロシアのウクライナ侵略から9条改正の声が高まっています。占領憲法を盾に防衛を米軍に依存し、経済重視の政策を優先させて、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争などに参戦を避けて自衛隊に戦死者を出さなかった事を評価する人もいます。しかし、国際社会からは逃げ回っている印象が付きまとい、憲法前文にある「名誉ある地位を占めたいと思う」の謳い文句とは程遠いものがあります。特に、ウクライナへのロシア侵略以降は、テレビなどで安全保障問題などの研究や分析をする防衛省防衛研究所の皆さんが、連日、国防の重要性を語っておられ、国民も長い眠りから覚醒しつつあるように見えます。
 この憲法を逆手に「すり減らないほど立派な」不磨の大典等と、したたかに成長した日本ですが、ようやく御役御免の到来に見えます。勿論、福祉・教育・経済・環境・エネルギーなど大切ですが、ウクライナのように国際法を無視して簡単に侵略されて、国民が虐殺され、略奪や性暴力、インフラや街が悉く破壊されてから気づいても後の祭りです。自民の佐藤正久外交部会長も「国破れて憲法9条だけが残っても意味なし」と語っています。
 

雑感 「3つの選択肢で購買心理を誘導する(松竹梅の法則)」(R4.6.3) 
 6月2日ボクシングドラマ『未来への10カウント』を観ていると、非常勤講師の桐沢祥吾(木村拓哉)が授業で、焼き鳥屋の価格設定を「15本 2300円」「10本で1500円」「5本950円」を並べたところ、中間の「10本で1500円」が一番売れた、これを「行動経済学」と言うと講義していました。
 つまり、値段が異なる3種類の商品を並べると、お客さんは中間の値段の商品を選ぶ傾向にあるようで、これを「
極端の回避性(松竹梅の法則)」と言うそうです。 寿司屋などでも、「特上」「上」「並」と並べると、中間の「上」が一番売れると聞きます。このような購買者の心理をつかんで、様々のビジネスで経済学と心理学の視点から、分析や顧客誘導の学問を「行動経済学」と呼ぶそうです。自分でも思いますが、人間は必ずしも合理的には動かないもので、合理的ではない人間の行動を学ぶことも大切と思います。
 「未来への10カウント」でも、桐沢祥吾は網膜剝離でボクシングを断念、妻とは若くして死に別れ、失意から高校教師を辞職、なんとか 始めた焼き鳥屋はコロナ禍で閉店し、ピザの配達で生計を立てていました。全てを失い失意の生活を送っていると、48歳で母校のボクシング部のコーチ、非常勤講師の話が飛び込む。そして更に、焼き鳥店の再開させる話しなど。とんとん拍子の生活の中で、ボクシング部顧問・折原葵(満島ひかり)との再婚?、焼き鳥屋の開店?、弱小ボクシング部のインターハイ出場?、揺れ動きながらもようやく生きがいを見つけ、一見、全力で生きているように見えます。
 果たして、人生にも「極端の回避性(松竹梅の法則)」は該当するのか。 

雑感 「格言“情報を制する者は戦いを制す”」(R4.6.1)  
 ロシアによるウクライナ侵攻では、イーロン・マスク率いる宇宙企業スペースX社の衛星通信網「スターリンク」によってケーブルが破断した通信拠点と結んだことでウクライナに有利に働いていると聞きます。しかし、国際間情報通信の99%は光ファイバーによる海底ケーブルで、大容量のインターネット通信は衛星通信に比べて海底ケーブルが圧倒的に優位だそうです。
 さて、先日のNHKのプロジェクトX「太平洋1万キロ 決死の海底ケーブル」の再放送は、出来立て「光通信」で、約30年前に開通した日本とアメリカ双方から敷設を開始し、太平洋上で結ぶ巨大プロジェクトでした。日米間初の太平洋横断海底ケーブルは1964年に、全て米国の技術でしたが、これを日本の技術者達が果敢に挑戦した記録でした。海底ケーブルの敷設の難しさは、ケーブルを襲うサメや固い岩場、日本海溝水深1万mの水圧等でした。そして、困難を乗り越えて光ファイバーで結ばれたことで、国際電話の通話料金も3分間で5千円以上だったのが、敷設後は180円にまで下がり、リアルタイムのテレビ会議も可能になっています。
 この光ファイバーの発明は、東北大学の西澤潤一氏なのに特許が認められず、米国のコーニング社に昭和45年に国際特許を取得されてしまい、裁判でも敗訴しノーベル賞を逸した事で知られています。思えば、昔の情報伝達は伝馬、飛脚、旗振り、狼煙などのんびりしたものでした。伝達速度は1日最大約160km(時速20 ~ 30km)と言われ、この速度の差が勝敗を決したと言われています。これが、現代では瞬時の伝達ですから、
偽情報ではない精度の高い情報を一早く獲得することが勝敗の分かれ目となります。

雑感 「日本赤軍の元リーダー重信房子の手記に想う」(R4.5.28) 
 日本赤軍は、前身の共産主義者同盟赤軍派(赤軍派)の「国際根拠地建設」構想に基づき、昭和46年、レバノンに向け出国した重信房子らによって組織。その後、赤軍派アラブ支部は、日本国内の赤軍派と決別し、独立の組織として、日本国内に対してアラブ赤軍を、国外に対して日本赤軍をそれぞれ名乗り、テルアビブ・ロッド空港における銃乱射事件(昭和47年)を皮切りに、ドバイ事件(48年)、ハーグ事件(49年)、クアラルンプール事件(50年)といった在外公館占拠やハイジャックによるテロ事件を引き起こしており、日本はテロリストも輸出するのかと批判されたものでした。
 この赤軍派の元最高幹部・重信房子(76)は、昭島市内の東日本成人矯正医療センターで服役中でしたが、20年の刑期を終えて今日28日出所。出所にあたり、「再出発にあたって」と題する手記を公表。事件への反省や被害者への謝罪などを綴った内容からの抜粋ですが、意外と塩らしい内容です。

「斗いの攻防の中でのいきづまりを武装斗争によって活路を求めようとした共産主義者同盟赤軍派に私も加わりました。赤軍派は、斗い、失敗を重ね、弾圧の中で、うまく斗うことが出来ませんでした。「武装斗争路線」が間違っていたからです。でも当時はそう考えませんでした。武装斗争は組織の結集軸であったので、その路線を疑うよりも、更に斗うことによって解決しようと「決意」で乗り越えようとしました。私も、その内の一人です。」と、世界同時革命などと次々と凶悪事件を起こした武装闘争路線を「間違っていた」と総括していますが既に失われた大勢の命は戻って来ません。
 イスラエルの駐日大使も「愕然としました」と語っています。
 

雑感 「吸収合併などでは、相手の名前を先に入れる」(R4.5.26) 
 最近注目される「クアッド」構想は、2006年に安倍晋三首相が、米国、豪州、印度に戦略的対話を訴えたのがキッカケだそうで、意味は英語で「4つの」を意味する「Quad(クアッド)」が定着しています。これは南シナ海の島礁埋め立て、軍事基地化など中国の脅威を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指して、安全保障面での協力強化も図っており、アジア版のNATOの母体に発展する可能性も秘めていると報じられています。
 この「4つの」国の中には、ロシア製武器を購入するなど微妙な立ち位置の「インド」をどのように引き込むかが課題と言われています。そこで安倍首相は発足当時、「インド・太平洋経済枠組み」の重要性の話を持ちかけたことが功を奏したと思われます。つまり、「太平洋・インド」ではなく、インドを先に掲げて説得していることに大きな意味があると感じています。
 ここで思い出されるのは、デール・カーネギー著の「人を動かす」には、人を動かす三原則として、「
相手を批判しない」、「素直で誠実な評価を与える」、「強い欲求を起こさせる」とあります。この「批判しない、評価する」は比較的簡単に理解出来ますが、三点目の「強い欲求を起こさせる」は、『馬を水辺に連れて行けても水を飲ませることはできない』との例えがあるように簡単ではありません。そこでデール・カーネギーは、相手が嫌がる吸収合併などを例に上げて、まず相手の社名をトップに使うなど、相手を持ち上げ立てて交渉することを上げています。つまり、相手の立場になって、相手の視点から物事を考えることが大切と指摘しています。
 やはり、安倍元首相は中々の戦略家であることを顕著に示しております。

雑感 「終末時計の“残り100秒”に想う」(R4.5.24) 
 久々に終末時計のことを語る人がいました。終末時計は、第二次世界大戦後の1947年に核兵器を開発した科学者達が「人類滅亡を午前0時」として、残された時間を示し警鐘を鳴らし始めたそうです。そして、朝鮮戦争、ベトナム戦争、キューバ危機など、東西の核保有の大国が関与した戦争では、よく終末時計のことが報じられて、国民保護のため世界各国は競って核シェルターを建造したり、核の脅威が論じられたものでした。
 終末時計は進んだり戻ったりしており、米ソ冷戦時代の1947年に「0時まで残り7分」に設定され、1991年のソ連が崩壊した後は17分前まで戻ったこともあり、やや安堵したものでした。それが最近は、数年前から3年連続で過去最短の「
残り100秒」と定めています。日本の周辺では、核使用のハードルが低いと思われ、日本を公然と敵視する国の存在は脅威です。ところが、日本人は核保有の議論も許さない意識が醸成され、危機を見ても見ないふりですから、核シェルターも皆無というお花畑の国民が育っています。
 最近、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず~」で知られる鴨長明の『方丈記』を読み返しています。鴨長明は名家の生まれながら不運な人で、出世から見放させたうえ、幾度も災害に遭遇して挫折感を味わい、最後は方丈(約3m四方)の狭い家で執筆したと伝わっています。そして随筆『方丈記』には、災害は忘れた頃に来ると、「当座は、人々はみな無益なことを言って幾らか心のけがれも薄らぐと思われたが、
月日が重なり、年数が経った後は、言葉に出して言い出す人さえいない。」と約800年前に警鐘を鳴らしています。原爆投下から75年の今の日本にピッタリです。

雑感 「米国が核で反撃する際は、日本にも相談する」(R4.5.18) 
 BSフジの「プライムニュース」で小野寺五典元防衛相は、「アメリカはウクライナが核攻撃されて、核で反撃する場合は、日本にも相談すると言われた」、「この返答には極めて重い責任が伴う」との発言から、日本も安全保障の最前線にあることに改めて衝撃を受けました。
 さて、BSフジ「プライムニュース」は、日本を取り巻く様々の問題を取り上げ、その問題に相応しい専門家を招いて、反町キャスターらは問題を徹底的に掘り下げて議論されることから、興味深く見る機会が多い番組です。昨日5月17日は小野寺元防衛相と日本大学危機管理学部の先崎彰容教授を迎えて「ウクライナ危機から学ぶべき日本の安全保障について考える」内容でした。この中で、小野寺元防衛相の「ロシアが核を使ったことで、アメリカが核で反撃する場合は日本にも意見を聞くことになる。使っていい、使わないで欲しいとも簡単には言えない。日本は重い決断を迫られるが、日本も加担したことになる。」との発言は衝撃的でした。つまり、核の使用は日本も米国やNATO同様に責任を分担しなければならないと言うことでした。
 先崎教授は「
防衛は究極のインフラである」と防衛問題を軽視しがちな政治家や国民、マスメディアを暗に批判していました。そして、 国の安全なくして国民の独立も繁栄も福祉もありえないことを改めて認識しています。 

雑感 「ウクライナで“キンサシャの奇跡”は起きるか(R4.5.17) 
 最近話題のボクシングドラマ『未来への10カウント』でも、最初に防御の基本であるガードポジションを指導する場面がありました。様々の格闘技の入り口は、防御や受け身ですが、それだけで勝つことは出来ませんから、徐々に攻撃技を教わります。約50年前の「キンサシャの奇跡」は、アフリカのザイールのキンシャサで行われたモハメド・アリと40戦無敗の王者フォアマンのヘビー級タイトルマッチで、アリは8ラウンドまで殆ど防御のみで戦いフォアマンの疲労を待って逆転KOしていました。大切なのは、反撃する実力と能力を持っていたからこそ可能となった勝利でした。しかし、国同士の戦争では、敵の疲労・疲弊を待つだけの“専守防衛”は、虐殺、破壊、略奪を待つだけの下の下の策であることはウクライナの戦いからも明白です。
 日本の「専守防衛」は、「相手から武力攻撃を受けた時に初めて防衛力を行使し、しかも、自衛のための必要最小限にとどめ、また、保持する防衛力も自衛のための必要最小限のものに限るなど、憲法の精神に則った受動的な防衛戦略の姿勢をいう」と厳しい制約があり、手枷足枷の戦いが求められています。最近「見直すべき」との声から、「敵基地攻撃能力を反撃能力」や「5年をめどに防衛費の対GDP比2%達成」などの提言が浮上しています。 しかし、日本が侵略されても国民の避難場所は皆無に等しく、敵は殺戮・破壊・略奪しながら侵攻するのに
反撃は必要最小限では“百戦して百敗間違いなしでしょう。遅まきながらも、これに気づいたウクライナは、欧米諸国からの豊富な武器等の支援でキンサシャの奇跡が期待されています。 

雑感 「最近“地政学”という言葉を頻繁に聞きます」(R4.5.9) 
 数十年前、当時、亜細亜大学教授の倉前盛通(1921~1991)著『悪の論理―ゲオポリティク(地政学)とは何か』を読み、世界は地理的な位置に重要な宿命があると知り“目からウロコ!”状態でした。地政学(ゲオポリティク)は戦後の日本では戦争の学問と見られ、学ぶこともタブー視された「禁断の学問」でしたが、その禁を破って世間に知らしめした書でした。
 この書にもあったハズですが、英国の地理学者で政治家のマッキンダー(1861~1914)は「
東ヨーロッパを支配するものがハートランドを支配し、ハートランドを支配するものが世界島(ユーラシア大陸とアフリカ大陸)を支配し、世界島を支配するものが世界を支配する」と説いたとされ「マッキンダーの法則」と呼ばれています。「東ヨーロッパ」は西欧とロシアの間に位置し、渦中のウクライナやベラルーシ、ポーランドをはじめ、主にソ連の旧衛星国です。「ハートランド」とはシーパワー(海の勢力)の影響を殆ど受けないユーラシア大陸の中央部から北部の広大な地域で、現在のロシアと概ね重なるとあります。また、「ハートランド」の周辺国を「リムランド」という呼ぶそうで、日本やイギリスなどは、このリムランドに当り、ランドパワーの国が海洋へ進出するとシーパワーの国と衝突することになります。
 その良い例が日露戦争で、朝鮮半島から海に進出しようとするランドパワーのロシアと、シーパワーの日本の戦いでした。他にも、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争などの例が多くあります。人間も動物と同じようなもので、エサ(食料)や資源などが豊富な住み易い土地を求めて豊かになりたい願望はとめどもないようです。
 

雑感 「現代文明もいずれ終焉を迎えるのでしょうか」(R4.5.6) 
 4月24日放送されたNHKの番組「ヒューマン・エイジ 人間の時代 プロローグ さらなる繁栄か破滅か」を録画していましたので休日に視聴しました。
 まず、ネルンタール人は脳も発達し大柄で強かったのに、文明を発展させることが出来なかったのに、後に現われた現代人であるホモサピエンスは、集団生活することで高い文明を発展させました。これを“
集団脳”といい「人口の規模」に比例して、生み出す道具の種類が増えて技術革新が起きると解説していました。しかし、どんな高い文明も、ある程度は続くと必ず終焉を迎えていますから不思議です。「古代ローマ」は戦乱の世が続き経済が疲弊し貧富の差が拡大し崩壊。また、「エジプト文明」や「ギリシャ文明」も高い建築技術や見事な彫刻などの芸術品を残しながら滅亡。「メソポタミア文明」「インダス文明」 「マヤ文明」も食糧危機から農地が必要となり森林伐採や過剰な牧畜で環境が悪化し衰退したと推測されています。
 現代では、ローマ帝国の後継を自認し強大な軍事力で領土を拡大したロシア、似たように領土を広げ奇跡の発展と呼ばれる中国、移民から成り人工国家或いは実験国家と呼ばれ世界に君臨する米国、七つの海を支配し日の沈まない国と呼ばれた英国、そして日本を含めた国家もいずれ崩壊するのでしょうか。今、国章をローマ帝国の双頭の鷲を用いるロシアは、人間の醜さ剥き出しの戦いを繰り広げていますが、逆に追い詰められ原爆使用の戦いに発展する恐れがあります。そして、世界は一つとグローバル化を目指して発展した現代文明も一瞬で崩壊の恐れがあります。発達した集団脳”は、これを避ける為にどんな解決策を提示するのか、それとも
歴史は繰り返すのか 

雑感 「日本国憲法は外国まかせ“他力本願”の憲法?」(R4.5.3) 
 他力本願」とは、一般的に自分の努力ではなく、他人がしてくれることに期待することと解されています。日本国憲法の前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」などと、日本以外の国は平和を愛する諸国民に囲まれているという大前提の記述です。以前、お笑い芸人でアメリカ出身のパックンは、「いざという時はアメリカが守る“おいしい憲法”を捨てるのは勿体無い」と語っていました。しかし、自民党の小野寺五典・安全保障調査会長は、フジテレビの番組で日本周辺では、「中国、ロシア、北朝鮮は連携している。(3カ国が同時に軍事行動を起こす)複合事態があるかも・・」と語り、更に「まず自分達の防衛力をシッカリすること、そして仲間の国と一緒になって国を守ることが大切と思う」と語っています。
 現在の日本は、自国を守るだけの十分な軍事力を保有せず、たまに行う訓練でさえも「
たまに撃つ 弾が無いのが 玉に瑕」などと揶揄されています。それでも、在日米軍と合わせればどうにか戦える戦力と言われ、先日、宮家邦彦参与は「ウクライナの戦争で日本に3つの教訓があるとして、
 1つ目は
戦闘力がないと国は守れない
 2つ目は
同盟国がないと守れない
 3つ目は
戦わない国は同盟国は助けない
 と語っておられました。
 まず、自国を命がけで守る準備をして、更に一緒に戦ってくれる仲間をつくることが大切であり、“他力本願”では、誰も助けてくれないでしょう。
 災害や侵略に対しても“備えあれば憂いなし” は当然と思います。

雑感 「日本人は“ダチョウの頭隠し”と同じ?」(R4.4.30) 
 鳥なのに飛べないダチョウは敵が接近すると頭を土や砂に突っ込むという、頭隠して尻隠さずの特異な習性は「敵の接近を見なかったことにするため(現実逃避の心理=オストリッチ症候群)」という説もあるそうです。
 さて近年の北朝鮮では、弾道ミサイル発射や核実験が繰り返されるほか、ロシア軍は北方領土や津軽海峡で 軍艦や潜水艦で威嚇したり、ミサイルシステムを使った軍事演習を行っています。また、中国は台湾有事に際しては日本国内の米軍基地への先制ミサイル攻撃を想定していると聞きます。
 しかし、このような危機が間近に迫っているのに、日本の防衛体制や国民の危機意識は実にお粗末なものです。緊迫した台湾有事やオソロシアの本性を知った最近でも、反対勢力の顔色を伺いながら防衛予算をGDP比1%から2%へ引き上げ案や防衛三文書の改定案として、「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」に変更案など言葉遊び中ですから、敵が眼前に迫っているのに時間ばかりかけて何事も決まらない“
小田原評定”と似たようなものでしょう。
 先日は、韓国では国民の3倍以上が避難できる核シェルターが準備されていると知りましたが、それに比べて日本はわずか0.02%です。二度も原爆を
落とされ恐ろしさを知る国なのに“平和ぼけ”を続ける理由は何なのか、それとも“
二度あることは三度ある”からと諦めているのか。やはり、日本人の殆どは目の前にある問題や危険を直視せず、何もしないでやりすごそうとする心の状態に陥った「オストリッチ症候群」なのでしょうか。日本を敵視する国からは、まるで“ダチョウの頭隠し”と同程度と見られているハズです。 

雑感 「嘘でも放送すれば、それが真実となる」(R4.4.27) 
 4月26日のNHK「クローズアプ現代」は “プーチンの戦争”の影で揺れるロシアの人々でした。同番組の中で、ウクライナ兵が遺体を綱で離れて移動する映像から、ウクライナでは遺体に爆弾が仕掛けてあるか点検していると報道したことに、ロシアではウクライナ兵が遺体を再配置していると真逆に報道していました。これに、桑子真帆キャスターが、「どの情報を拠り所にするかで、考えが全く違って来る」と語っていたことが印象的でした。
 ことろで、某テレビ局の社長は入社式で新入社員に、「テレビは洗脳装置。嘘でも放送しちゃえばそれが真実」或いは「社会を支配しているのはテレビ。これからは私達が日本を支配するわけです」更には、「君たちは選ばれた人間だ。君たちは報道によって世の中を動かす側の人間。対して一般国民は我々の情報によって動かされる人間だ。日本は選ばれた人間である我々によって白にも黒にもなる」などと語ったことが話題になった事がありました。新入社員に対して、真実を知らせることや報道の自由など、報道の重要性を教えたかったのでしょうが、随分と思い上がった考えもあるものです。
 かつて、NHKクローズアプ現代で国谷キャスターが「天安門事件では死者はいない」と言ったことで、「天安門事件での虐殺は無かった」と誤解が広まっていたことも思い出しています。 

雑感 「日本は“ダモクレスの剣の下で暮らしている”ような国」(R4.4.22) 
 ダモクレスの剣”とは王位をうらやむ廷臣を王座に座らされると、頭上に毛髪一本で吊るされた剣に気づく故事からで、一見、豊かな生活でも常に危険があることの例えです。日本は核保有国に囲まれ、目標の多くは日本に合わせてあると聞きますから、この例えピッタリの国と思っています。
 さて、ウクライナ南東部マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」の地下には、ミサイル攻撃に耐える巨大な地下シェルターがあるそうです。現在、このシェルターで暮らす女性や子供達がテレビで紹介されていますが、ロシア軍はミサイルや地中貫通爆弾などで攻撃しても攻めあぐんでいますから、ある意味関心しています。
 ところで、日本の核シェルターの普及はゼロに等しいのに、
韓国は人口に対して3倍の300%と聞きます。また2014年に発表の資料では、各国の人口あたりの普及率は、スイス、イスラエルが100%、ノルウェーが98%、アメリカが82%、ロシアが78%、イギリスが67%などと高い割合で設置です。
 日本人は、「
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」平和ボケした国民であり、戦争は起こらないと思っていましたが、今回のロシアの侵攻で少しは目が覚めた人も多いようです。先日は、大阪メトロの地下駅舎を避難施設に指定したと報じられました。松井大阪市長は、「核兵器は無理だが、一定の破壊力を持つミサイルであれば、命を守れる可能性が高くなる」と語っています。あちらこちらに大金を使って「非核平和都市宣言」の啓発看板を設置しただけでは「国民保護」は出来ないハズです。 

雑感 「嘘も百回言えば真実となる?」(R4.4.16) 
 「習うより慣れろ」や「習わぬ経を読む」と言い、何度も繰り返していると、自然と覚えてしまうものです。最近では、ウクライナ関連でヨーロッパの地図を何度も見せられると、苦手だった国々の位置関係も概ね分かって来ます。例えば、フィンランドとスウェーデンのNATO入りの希望が報じられ、その位置や歴史から理解出来たり、バルト海に面したロシアの飛び地がある事や、貴族の「公」を君主とする公国が今も、ルクセンブルク大公国、モナコ公国、リヒテンシュタイン公国があることなどを知りました。
 しかし、ナチス・ドイツのヒトラーは「
嘘も百回言えば真実となる」と語っています。そして、嘘の内容が大きければ大きいほど効果があるとされ、現代社会でも似た事例がありそうです。もちろん、我々国民は真実を見抜く能力や手段が大切なのですが、様々なメディア・媒体を巧妙に利用されて、物知りげの著名人や評論家の口から発されると簡単に信じてしまいます。今、ウクライナを巡る情報合戦では、正にでっち上げやウソの付き合いとされ、ロシア発表とウクライナ発表では真逆の場合が殆どに見えます。
 特に、ロシアでは国営テレビの報道番組や国営ラジオ「ロシアの声」は視聴率が高く、軍事作戦の正当性をロシア国民の隅々まで波及して洗脳しているそうです。勿論、報道の自由が保障された国と、言論が統制された国家の報道では、報道の自由がある方を信じていますが、現代社会では、広範囲に情報発信技術を用いるソーシャルメディアは強力な兵器となっています。
 

雑感 「物事は多角的に観る癖を付けることが大切では」(R4.4.13) 
 富士山の麓で育った私は、大人達から「物事は上下左右、東西南北など多角的に観察することが大切だ。例えば富士山を観るとき、下からだけでなく時には遠くから、山頂や反対側から、或いは地質や噴火の歴史、動植物など多角的に観察すると色んな事が観えてくる。」と教わたものです。
 さて、東京大学の入学式の席上、映画監督の河瀬直美氏が祝辞で「ロシアという国を悪者にすることは簡単である」としたうえで「なぜこのようなことが起こっているか。一方的な側からの意見に左右されてものの本質を見誤ってはいないか。誤解を恐れずに言うと『悪』を存在させることで私は安心していないか」と語ったことを批判的に報道されています。
 今、ロシアによるウクライナ侵攻を「何の問題ないウクライナに、ロシアは一方的に侵略して、残虐非道な破壊行為、略奪を行い、罪もない民間人が犠牲になっている」とする報道が殆どです。元来、ロシアに加担する気持ちは毛頭有りませんが、欧米側も煽り報道も現実ですから注意が必要です。ウクライナでは住民に銃器を渡していたり、女性も火炎瓶を作って戦闘に参加しており、ロシア軍から便衣兵と見られたことも想像出来ます。このように時には立ち止まって、殆どの戦争の原因となる、政治体制、民族、宗教、歴史、或いは地政学の面からも多角的に学ぶことも大切です。特に、非核三原則をウクライナに押し付けた1994年の「
ブタペスト覚書」のことや、深層国家、影の政府などと呼ぶ「ディープ・ステート」や武器で利益を上げる「軍産複合体」などの事も少しは学ぶことが大切と思います。河瀬直美氏の祝辞も、きっとこのような学ぶ姿勢を学生に伝えたかったハズです。 

雑感 「オソロシや、北海道侵攻を予告したロシア下院議員発言」(R4.4.8) 
 ロシアの下院議員が「我々は北海道に対する権利を持つ。もし日本が第二次世界大戦の教訓を忘れているなら記憶を呼び起こさざるを得ない」「もし日本人は関東軍の運命を忘れたなら、再現してやろう」などの脅迫的発言が報じられました。かつて、プーチンも「アイヌ民族をロシアの先住民族に認定する」という考えが報じられていました。この発言は、ウクライナ侵攻でも、「ロシア系の住民をウクライナ軍の攻撃から守る」と主張していましたから、北海道侵攻ももっともらしい理屈に利用されそうです。
 そう言えば戦後、日本列島も、ソ連、米国、中華民国、英国の四か国による領土分割案が話し合われたことがありましたから、オソロシやです。兎角、「万が一には、日米同盟は有効に働くか」などと心配する弱気な発言が話題になります。そんなおり、テレビ番組で、宮家邦彦・内閣官房参与は「今回のウクライナの戦争で日本に3つの教訓があるとして、
 1つ目は
戦闘力がないと国は守れない
 2つ目は
同盟国がないと守れない
 3つ目は
戦わない国は同盟国は助けない
 と語っておられ、“同盟が有効に働くか”に見事に回答していました。
 今、ウクライナで、義務もないのに世界の各国が応援しているのは、ゼレンスキー大統領が首都キーフにとどまり、ツイッターなどで国民を鼓舞し、国民も兵士も“
国を絶対守る”と士気が高まっているからです。もし、白旗を掲げて逃げ出していたら、どうなるか日本人も気付きつつあります。 

雑感 「プロパガンダ(国民洗脳)の恐ろしさに気付いたか」(R4.4.6) 
 プロパガンダとは政治的意図を持つ宣伝行為のことで、簡単に多くの国民に強烈にアピールして洗脳出来る媒体として、テレビやラジオ、映画、インターネットなどは極めて効果が高い武器であることに気付かされます。
 さて、日本のテレビなどでも「ロシアのテレビは国民にウソを付いて侵略を正当化している」「プーチンの支持率が85%と高いのは、それをロシア国民が信じているからだ」などとプロパガンダ戦を報道を批判しています。まるで他国のプロパガンダを他人事のように報じていますが、日本のテレビなどは様々の場面で偏った報道を繰り返して、国民を洗脳して来たはずです。独裁国家のテレビなどによるプロパガンダは「自国の支配者や政府が絶対正しい」と国民に思わせる報道なのに、日本では「自国の政府や政権は間違いだらけだ支持できない」とする立ち位置ですから真逆です。
 現在、日本のテレビやラジオなどは朝から晩までプーチンは悪魔などと憎悪を煽る報道一色から、ウクライナは100%正義の戦いと見事に洗脳されています。つまり、
戦争までの経緯を殆ど知らなかったのに、今は100%ロシアが悪でロシアの戦車やヘリの破壊に歓喜していますから、プロパガンダ効果の恐ろしさです。日本は、冷静な分析や判断が大切と思います。
 ※第一次世界大戦で英国が行った戦争プロパガンダ10の要素に、今回も双方が殆ど該当するようです。
日本は正しい公平な分析が出来るでしょうか
 1.我々は戦争をしたくはない。
 2.しかし敵側が一方的に戦争を望んだ。
 3.敵の指導者は悪魔のような人間だ。
 4.我々は領土や覇権のためではなく、偉大な使命(大義)のために戦う(正戦論)。
 5.我々も誤って犠牲を出すことがある。だが、敵はわざと残虐行為におよんでいる。
 6.敵は卑劣な兵器や戦略を用いている。
 7.我々の受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大(大本営発表)。
 8.芸術家や知識人も、正義の戦いを支持している。
 9.我々の大義は、神聖(崇高)なものである(聖戦論)。
 10.この正義に疑問を投げかける者は、裏切り者(売国奴、非国民)である。 

雑感 「遠くの親戚より近くの他人」より「遠交近攻」か(R4.04.04) 
 日本人は昔から「遠くの親戚より近くの他人」と言い、いざという時に頼りになるのは遠くの親戚より、近所の人達と言いつつも、人情が薄れた昨今は中々理想通りには行きません。特に、近所に反社会的な人や暴力的な問題の多い方が住み始めたら、誰でも“触らぬ神に祟りなし”の安全な距離を置くと思います。最近は、あおり運転が頻繁に報じられますが、これも同じで危険に巻き込まれない車間距離が大切と思って運転しています。
 国家間の関係も同じで、簡単にロシアに簡単に攻められるウクライナを思うと、中国の古い言葉「
遠交近攻」を連想してしまいます。文字とおり、遠方の国とは親しくして、近い国は攻めるという外交戦術です。中国はこのような政策で、呉越楚などの春秋戦国時代や魏呉蜀の三国志の時代などには、遠方の国とは親交を深め、隣国は攻めて奪い取って領土を広げていました。日本も成功例として、明治35年(1902)~大正10(1921)までの日英同盟が有効に働いて、1904年(明治37年)に日露戦争に備えたと言われています。そして、最近では新・日英同盟も検討されているそうで、日英米の三国同盟に発展する可能性もあります。日本は“もらい事故”や“あおり運転”に巻き込まれないような、防衛に徹した安全な外交が求められていると思います。その点、林外相がポーランドを訪問して、ウクライナ避難民約20人を政府専用機で避難させることは、政治的なパフォーマンスにも見えますが第一歩としては評価されると思います。 

雑感 「ウクライナ軍の反転攻勢で逃げるロシア軍」(R4.03.27) 
 吉本新喜劇の身長145cm位の池乃めだか(78)は、喧嘩でボコボコにやられた後、「よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ」と立去ると、周りのチンピラ達がズッコケる、お約束のギャグは何度見ても面白いものです。
 さて、25日ロシアはウクライナでの戦闘目的の第一段階は終わったと発表しています。しかし最近の戦場からの映像からは、ウクライナ軍の反転攻勢から「しっぽを巻いて逃げる士気の低いロシア軍兵士」などの様子が伝えられています。ロシア軍が占領したベルジャンスク港で戦車などを運ぶ揚陸艦が爆発され沈没したり、対ヘリ・戦闘機「ステインガー」、対戦車ミサイル「ジャベリン」などでロシア軍戦車やヘリが次々と破壊されたり、電子戦システム「クラスハ4」が無傷の鹵獲などからウクライナ軍に通信内容が筒抜けだったり、暗闇に紛れて逃げ惑う兵士が暗視カメラで発見される様子が報じられています。まるで吉本新喜劇のギャグかと思えて、きっと、ロシア軍の兵士達は陰で泣いているハズです。事実、若い兵士がロシアの母親に泣きながら「ママ怖いよ」などと弱気の電話やメールも暴露されています。
 思えば、あれほど拡大したローマ帝国も
約千年、モンゴル帝国は約400年、注目のロシア帝国は1240年にモンゴル軍に支配されるも1480年「タタールのくびき」から解放されて、国名をロシア帝国と改めた初代皇帝「ピョートル1世」の領土拡大路線から約500年です。拡大したものは必ず縮小すると言われ、膨張を続ける宇宙でさえ、必ず収縮に転じると言われています。ロシアの現在の戦いも縮小前の“あがき”に見え、いずれ間違いなく辛く苦しい憂き目に逢うことでしょう。そして、「よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ」と強がりも言えない日も近いと予測されます。 

雑感 「ウクライナ国歌『ウクライナは滅びず』に想う」(R4.3.21) 
 先日、指揮者マカレンコ氏が率いるキエフの楽団「キエフ・クラシックオーケストラ」は、キエフ市内の独立広場でコンサートを行い、国歌「ウクライナは滅びず」を演奏して国民の士気を鼓舞する様子が報じられました。また冬季五輪北京大会ではウクライナは11個の金メダルを獲得し、表彰式で「ウクライナは滅びず」が世界中に流され感動を伝えていました。歌詞にも「ウクライナの栄光は滅びず」、「今こそコサック民族の血を示す時ぞ」とあり、実に勇ましく悲壮感さえ漂います。それもそのはず、正に七転八起、何度も亡んでは立ち上がってきたウクライナならではの歌詞と思います。曲もイスラエル国歌に似て、荘厳で奮い立たせるものが伝わり、近年、ようやくソ連崩壊から独立し、1992年に国歌として復活したばかりでした。
 また“コサック”とは自由人の意味で、多くが奴隷だったスラブ民族とノルマン人(バイキング)が混血して築いたキエフ大公国は、13世紀にモンゴルの攻撃で崩壊し、約二世紀半モンゴルに支配されました。しかし、怪我の功名とでもいうべきか、モンゴル人から騎馬の技術をマネして、馬を乗りこなす精強な騎士団として組織された人達だそうです。現在、軍事的に圧倒的な不利な中でも戦うウクライナ人の士気の高さの源泉が理解できそうです。
■ウクライナ国歌『
ウクライナは滅びず』  https://www.youtube.com/watch?v=61P4_6yTf3k
 ウクライナの栄光は滅びず 自由も然り
 運命は再び我等に微笑まん
 朝日に散る霧の如く 敵は消え失せよう
 我等が自由の土地を自らの手で治めるのだ
 自由のために身も心も捧げよう
 今こそコサック民族の血を示す時ぞ! 

雑感 「災害、戦争、疫病等々この世は何でも起こりうる。」(R4.3.18) 
 16日深夜,宮城・福島県で震度6強を観測した地震は、東京でも震度4を観測し睡眠中の人も殆どが目を覚ましたと思われます。今年は“五黄の寅年”だからと言う訳では有りませんが、コロナ禍の中、戦争、地震、火山噴火等々、地球規模の重大ニュースが事欠きません。
 久々に鴨長明が58歳当時に京で綴った「
方丈記」を思い出しています。
 方丈記は、鎌倉時代に鴨長明(1153?~1216)が下鴨神社の神官の子と生まれながら挫折が多く、晩年に今の伏見区日野の山中の四畳半程度の小屋で綴った随筆で、枕草子(清少納言)、徒然草(吉田兼好)と並ぶ日本三大随筆です。
 冒頭の「
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず…」は無理にも覚えたものですが、ダラダラした文章は何を言いたいのかと思ったもので、高校当時の50代の先生が「この年齢になると少しは理解できる」と解説していました。「方丈記」冒頭の現代語訳は「流れる川の流れは絶え間ないが、しかし、その水はもとの水ではない。よどみの水面に浮かぶ泡は消えては生じ、そのままの姿で長くとどまっているというためしはない。世の中の人と住まいも、これと同じなのだ。」とあります。鴨長明が体験した数々の挫折や、安元の大火(平安京内で起こった大火災)、治承の辻風(京の町を襲った竜巻)、福原遷都(都が京都から福原)、養和の飢饉 (治承・寿永の乱の最中に発生した飢饉)、元暦の大地震 (元暦2年京都東北部を襲った大地震)などを紹介しつつ、「この世は無常だ」と綴っています。
 そして「もし狭き地に居れば、近く炎上する時、その害をのがるゝことなし。もし辺地にあれば、往反わづらひ多く、盜賊の難はなはだし。また、勢いあるものは貪欲ふかく、ひとり身なるものは人に軽めらる。財あればおそれ多く、貧しければうらみ切なり。」と語っています。この美しい文章から、作者不詳の「平家物語」も
 鴨長明が作者ではと言われています。

雑感 「ウクライナが抵抗をやめれば、待っているのは虐殺だ」(R4.3.15) 
 在日ウクライナ人のナザレンコ・アンドリーさん(27)は、「日本人はアメリカからの占領しか知らない」「ウクライナ人は抵抗をやめれば、待っているのは虐殺される経験がある。ウクライナは降伏すべきとの声は迷惑な話です」また「ウクライナも“平和ボケ”でした。かつてウクライナは、ロシアとアメリカに次ぐ世界第3位の核保有国でしたが、ブダペスト覚書や核拡散防止条約への加盟と引き換えに、すべての核兵器をロシアに譲り、80万人の軍隊を20万人に削減しました。代わりに米英露はウクライナの安全を保障すると約束したのです。しかし、ロシアはウクライナに侵攻し、米英は軍隊を派遣していません」と語っていましたが、この指摘は重いと思います。
 日本の一部の評論家は、ウクライナに対して「命が大切なのだから、すぐに降伏すれば犠牲が少なくなる」と語る声が聞こえますが、簡単に降伏したらもっと恐ろしいことが待っていることを過去の体験から知っているのでしょう。それに、当事者でない国から軽々に言えない言葉もあります。
 ウクライナは今、ロシア軍との戦力差は歴然で、軍事的に何処も助けれてくれない状況でも、必死に抵抗している事から世界から称賛の声が湧き上がっています。日本も、近くには戦争に負けたら皆殺しにするのが普通の国がありますから、対岸の火事と思わず、明日は我が身と思うべきです。

雑感 「プーチン大統領は“七歩詩”に反応するだろうか」(R4.3.9) 
 ロシアとウクライナは、“北の人”と呼ばれるノルマン人(=バイキング)が南下して、更にスラヴ人と同化して建国したキエフ大公国(7~13世紀)が始りだそうです。このキエフ大公国は、現在のウクライナの首都キエフ辺りでモスクワ公国も含まれていました。しかし、13世紀モンゴル軍の攻撃から崩壊するなど紆余曲折を経て、第二次世界大戦以降はソ連に支配されるも、1991年のソ連崩壊でウクライナは独立しています。そして、ウクライナは徐々に西側に接近してEUや NATO加盟を目指す事にプーチンは腹を立てたとして軍事侵攻しています。この戦争から、大義のためには親兄弟をも犠牲にする「大義親を滅す」や「兄弟は他人の始まり」、「骨肉相争う」などの言葉を連想しています。そしてせめて、七歩の詩 (ななほのうた)「豆を煮るに豆がらを燃く」を思い出して欲しいものです。3世紀、中国の三国史時代魏の曹操の子曹植は兄の文帝・曹丕から、詩の才能をねたまれ、七歩歩く間に詩を作らないと殺すと命令されます。すると、曹植は直ぐにも、
 「豆を煮るために豆がらを燃やす」
 「豆は釜の中で泣いているような音を立てる」
 「もともと
一つの根から生じたものなのに
 「どうしてこんなに酷くいたぶるのですか」と詠ったそうです。
 これに、兄の文帝・曹丕は深く恥じたという故事が残っています。
 果たして、ウクライナには曹植の
七歩詩のように、情に訴える才のある人材や手段は残っているのか?、それに対して、兄の曹丕のようにロシアのプーチン大統領は幾らかでも聞く耳を持っているかです。 

雑感 「悪い予言や預言に引きずられることが心配です」(R4.3.7) 
 九星気学という占術では2022年は「五黄の寅」で、災害・人災が多い年と言われており、1950年の朝鮮戦争などを上げる人がおります、今年も早速、1月15日にトンガ諸島の火山噴火はがあり、2月24日はロシアのウクライナ侵略が始まり、世界中からは今後の展開や拡大が心配されています。普段はこのような占いを信じる方ではないのですが、建設業や不動産業という仕事柄、建前や引っ越し、引き渡しなどは、三隣亡や仏滅の日には、どうしても避けたい行事はあるものです。
 ところで、旧約聖書に登場するエゼキエル書の預言では、終末時代に中東で必ず起こるという世界最終戦争“
ハルマゲドン”を預言しています。この「預言」は、占いの「予言」ではなく、神からの伝言あり、確実に起こるものと信者は信じていると聞きます。この“ハルマゲドン”では、再建されたイスラエルに、ゴグという国(ロシアと解釈)が東ヨーロッパの地域も引き連れて南下して攻めると言われるそうです。つまり、今回のロシアのウクライナ侵略は、この始りの第一歩ではないかと解釈する人もいるようです。
 逆にこれを信じない人は、旧約聖書はイエス・キリスト(救世主)が誕生するまでの古い契約の書であり、新約聖書は「救世主」が誕生した後の新しい神との契約が新約聖書という意味と解釈するそうです。ところが、ユダヤ人は今も「新約聖書」を認めず、「旧約聖書」だけが聖書だそうです。
 それに、このような宗教的な強い暗示にかけられると、人々が過剰反応して、思考や行動がその悪い方向に引きずられる事が心配されます。 

雑感 「世界各国のウクライナ支援から“判官贔屓”を思う」(R4.2.28)
 判官贔屓”とは、判官・義経が兄の頼朝に虐められていることに、多くの民が劣勢の義経に寄せた同情や哀惜の心情に由来しています。最近、ドラマ“鎌倉殿の13人”に義経の登場で、この言葉を思い出させてくれました。
 さて、ロシアのウクライナ侵攻には、厳しい国際世論が湧き上がっていますが、西側諸国は当初、具体的な支援には二の足を踏んでいるように見えました。ところが、米国や英国をはじめ、EU諸国が、ウクライナへの兵器供給と共に、金融の核兵器とされる国際銀行間通信協会(
SWIFT)からロシアを排除する方針を示しています。武器支援の内容は、対戦車兵器、携帯型地対空ミサイル、ロケット推進手りゅう弾、装甲兵員輸送車、ガソリン燃料などの最新兵器が供給される方針のようですが間に合うでしょうか。
 このウクライナへの武器供与やSWIFTからの排除は、西側諸国も相当の返り血を浴びる可能性もあります。また、楽天の三木谷会長がウクライナ政府へ10億円も寄付するそうですが、きっと判官贔屓”の心情を思い出されたはずです。知りませんでしたが、ウクライナとロシアは歴史的・文化的にも関係が深く、兄弟のような関係にあるそうで、主にスラブ民族が主体の両国は、ウクライナの首都キエフ辺りを発祥地としているそうです。そうだとしても、独立国のウクライナへの武力侵攻の正当化は許されません。そして、このような支援が広がる事で、ロシアは国連をはじめ厳しい国際世論の高まりに応え、ウクライナからの早期の撤退を願っています。それでも“兄弟は他人の始り” とも言い、覆水盆に返らずの感が強くあります

雑感 「常時SSL化(HTTPS)は極めて大切です」(R4.2.22) 
 先般、このホームページの左上に「セキュリティ保護なし」と表示されてしまい、多少慌ててしまいました。原因を調べますと、常時SSL化(HTTPS)していないからと知りましたが、当初何のことか知らなかったのです。「常時SSL化はもはや常識だ」「知らないでは済まされない」などと指摘されても、予備知識がなければ何も出来ません。ネット上には「SSL化」すると通信が暗号化され情報が特定されることはなくなり、セキュリティ強化につながり、なりすまし防止や信頼確保が出来ます。とあります。 グーグルでは、ユーザーを保護するために、SSL化していることが検索結果の上位にくる基準にしているほどですから大切です。
 弊社サイトは、“さくらインターネット”からサイトを設置・運営していますので、「SSL証明書」の申請手順を相談しまして、それに従って手続きして、「セキュリティ保護なし」の表示を解除することができました。
 「
常時SSL化(HTTPS)」は、2019年10月にGoogleが常時SSL化されていないコンテンツをブロックすると発表したため、サイトのHTTPS化は必須となった経緯があるそうです。インターネットでは、IDやパスワードを盗み取り、個人情報やクレジットカード情報などを聞き出すという詐欺が横行している現実があります。詳しくはご自分で調べて、知恵を付ける意外になさそうです。 

雑感 「産地偽装から“悪貨は良貨を駆逐する”を想う」(R4.2.5) 
 商人道の元祖と言われ、また、経営の神様松下幸之助も尊敬したと言う石田梅岩(1685~1744年)は、商人の成功の心得として「正直・倹約・勤勉」を挙げています。この心得は我が社も常に肝に銘じている教えです。
 さて、今回熊本県で発覚した“
あさり産地偽装”は、「一体何を信用すればいいのか」と地に落ちた商人道に国民は怒りを通り越して呆れています。この偽装工作は数十年前からの大胆なもので、地元民も漁業関係者も知らない人はいないほどだそうです。つまり一蓮托生、みんなで渡れば怖くない、儲ける為なら汚い手も辞さない、社会規範・社会道徳など意に介さない悪徳商法が白日の下に晒されています。これから『悪貨は良貨を駆逐する』と言う言葉を連想しています。つまり、価値が同じ良貨と悪貨が同時に流通すると、やがて良貨は除かれ、悪貨だけが流通することで、転じて、俗悪な文化がはやり良質な文化が衰退することや、悪人が世にはばかり善人が迫害される状況です。熊本あさりの場合も、正直なあさり業者は儲けが薄く倒産を余儀なくされ、逆に、悪徳業者が暴利を貪っていたはずです。想えば過去にも似た事例が沢山ありました。記憶に新しいのは、赤福餅の消費期限偽装、船場吉兆の産地偽装や賞味期限偽装、三笠フーズ等の事故米不正転売、大和屋商店による食肉偽装販売、浪花酒造の大吟醸酒原材料偽装、馬肉混入問題、木曽路の松阪牛メニュー偽装、産業廃棄物処理業者による不正転売、神戸サカヱ屋食肉偽装事件等々の阿漕な事例を思い起こすことが出来ます。
 熊本県の知事は。県産品全体のイメージ低下は免れない「もはやアサリだけの問題ではない」と語っていますから深刻です。 

雑感 「トンガの火山島噴火は異常気象を引き起こすか」(R4.1.19) 
 1789年の「フランス革命」の遠因は、1783年の浅間山噴火や1783年のアイスランドのラキ火山噴火だとか、また、江戸中期の1782年から1788年にかけての「天明の大飢饉」は浅間山噴火よりラキ火山大噴火が遠因と分析されているようです。それに近年では、1991年のフィリピン・ピナツボ火山での影響で、日本は数年冷夏が続き、1993年の米騒動やアメリカでは1991年ハロウィン大吹雪、1993年3月に北米大陸東部を襲った低気圧性の大嵐などの原因になったそうです。
 先日(15日)、南太平洋・トンガの火山島(285ha)の陸地が噴火によって海面からほぼ消失した上、噴火に伴う空気振動「
空振(くうしん)」という衝撃波が地球の裏まで伝わっていました。そして、この空振は海面に圧力となり、広い地域で津波を引き起こしていました。心配されるのは現地の被害ですが、現地の状況が、今だ把握されていないことです。それに、トンガの主要な空港は火山灰が滞積しており、これを撤去しない事には救援機も離着陸出来ないそうですから火山灰は厄介です。これから連想したのは、人類が予測できない大規模噴火や小惑星の衝突などによって、当然のようにある平穏で平和な日常生活は一瞬で破壊・消滅する可能性があることです。
 今後、どれほど科学や技術が発展しようとも、その脅威から逃れることは出来ないもので、人類は地球と共存している現実を認識すべきです。
 

雑感「こんな事件や事故に自分が遭遇したなら、どうする?」(R3.12..19) 
 大阪のビル4階の診療所で24人が死亡する「京アニ放火事件」以来の悲惨な放火殺人事件が起きてしまいました。出入り口付近で男が持ち込んだ液体に引火させたようです。4階の現場は逃げ場はない袋小路の構造で、24人は煙を吸って一酸化炭素中毒で亡くなったと見られています。
 こんな事件に限らず、最近では車を運転中のあおり運転、電車内での殺傷事件の他、天災、病気、紛争など,遭遇が想像される危機をある程度は想定して、対処や回避の方法をイメージトレーニングが大切と思っています。そして、最近のテレビで「
お前ならどうする?」と迫る挑発的なCM や「ゴルゴ13」の異名を持つデューク東郷の「俺の後ろに立つな」という台詞や「待ち合わせ場所には、下見のため一時間以上前に到着する」という慎重な習性を思いだしています。劇画とは言え、デューク東郷ほどの鍛え抜かれた男でも、臆病なほどの自己防衛本能と強い危機管理意識を描いています。
 ただ、自己防衛本能が強過ぎると人間関係を壊す場合がありますから、脇の甘さとの兼ね合いは微妙なものがあります。それでも、あおり運転などは、相手は既に車という武器を使っていますから、どんなに鍛えた自信家でも被害を防ぐ為には、道を譲って回避するのが利口な対応と思います。今回の放火事件でも、簡単に引火する暖房を狭い部屋で使わない事や、非常階段や避難梯子なども注目されていますから、良く利用する施設の構造などもそれと無くチェックしてイメージトレーニングが大切と思います。
 

雑感「武蔵陵墓地(多摩御陵)に参拝して来ました」(R3.12.16) 
 1590年(天正18年)、徳川家康は江戸に入ると側近の天台宗の高僧・天海に風水に沿った街造りを命じました。天海は日本一のパワーの源・富士山からの龍脈を最大限活用しており、その結果が徳川300年の繁栄であり、現在に続く東京の発展と、その道の方々は語ります。この強烈なパワーの流れとされる龍脈は概ね甲州街道やJR中央線に沿って江戸城(皇居)に流れており、多くの宗教団体の本部施設などがこの沿線界隈を選ぶ理由だそうです。
 さて、八王子の高尾駅近くには武蔵陵墓地(通称は「多摩御陵」)がありますが、場所の選定にはやはり風水の
龍脈を意識されていると聞きます。私は元々富士山の麓・富士宮の出身ですが、当初社屋を構えたのはJR中央線の荻窪駅近くであり、そして現在の国立の社屋につながっています。八王子の多摩御陵は甲州街道沿いですから、実家をクルマで往来した際は幾度となく参拝させて頂いており、感謝の気持ちを伝えております。
 現在、多摩御陵には「多摩陵・大正天皇」「多摩東陵・貞明皇后」「武蔵野陵・昭和天皇」「武蔵野東陵・香淳皇后」の四つの陵がありますが、静寂と緑に包まれた空間は東京であることを一時忘れさせてくれます。なお、多摩御陵の入り口手前左手には高尾警察署 多摩御陵警備派出所があり、入って直ぐ左には宮内庁書陵部多摩陵墓監区事務所や無料の広い駐車場、公衆トイレもあります。この日は、駐車場にはクルマは数台だけで、御陵内で出逢った参拝者も三人だけでした。 

雑感「宮沢賢治の“雨にも負けず”にある“デクノボー”のこと」(R3.12.8) 
 岩手県花巻市生まれの宮沢賢治(1896年~1933年)の作品“雨にも負けず”の終わり頃に、“ミンナニデクノボートヨバレ”とあります。この“デクノボー(木偶の棒)”とは、釈迦が晩年に説いたとされる法華経の「常不軽菩薩品」と言う菩薩は、修行を投げ出すなど挫折が多かった釈迦自身の修行当時の姿だそうです。宮沢賢治は若くして、日蓮宗信者となりますが、熱心な法華経信徒だったそうで、この修行を諦めない菩薩を理想として、このように生きたいと決意して、手帳に「雨にも負けず」と綴ったと知りました。この手帳や“雨にも負けず”は、存命中は家族にも知られておらず、宮沢賢治が亡くなった翌年の昭和 9 年に遺品の中から偶然発見されたものでした。
 宮沢賢治の作品には、『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』『風の又三郎』などが知られていますが、個人的にはこの“雨にも負けず”が心に突き刺すものがあります。今回、“
デクノボー”の意味を知り、実家も富士宮市の日蓮宗の寺院・北山本門寺の檀家として、認識を新たにした次第です。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニ
デクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

南無無辺行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如来
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼仏
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩 

雑感 「日の丸半導体の弱体化と今後を想う」(R3.11.23) 
 戦後の日本は焼け野原から約10年で復興を成し遂げると、引き続き高度成長期に入り、農産物、鉄鋼、船舶、家電、自動車など各方面で生産力が急増し、敗戦国から一気に世界第二の経済大国に躍り出ました。ところが日本が奇跡的な景気回復すると、今度は日米間の貿易摩擦が噴出して、農産物、家電、自動車等に始り、トドメは安価で高性能の半導体が狙われ、1986年の日米半導体協定は戦後最大の不平等条約を飲まされ日本は屈服したのでした。この協定で、殆どの半導体企業は生産を縮小せざるを得ず、同時に技術者はリストラを迫られ、日本の高い技術は海外に流出する切っ掛けになっていました。
 思えば、友人の兄弟は大手半導体関連会社に勤めていましたが、50歳頃に肩たたきに会い隣国に技術指導の名目で出かけていました。まだ子供達に金がかかる年齢であり、日本企業より数倍の給与を提示されたなら、後ろ髪を引かれつつ行かざるを得なかったと聞きます。現在、台湾は世界の半導体生産の64%、韓国企業も17%を占め、日本は残念にも10%以下です。
 これを不甲斐ないと、理由も知らずに批判されますが、高い技術を持つ技術者を守り切れなかった当時の日本社会の風潮を顧みることも大切です。まずは、日本企業に対する基礎研究の支援や海外に技術が流出させない体制が弱いことが指摘されていますから、これを優先して改善すべきです。
 日本の技術者が長年の研究で育てた技術も、簡単に流出すれば、後進国にも追い越されて、日本と同等以上の物が出来てしまう脅威を知るべきです。当面の楽しみは、基板にシリコンの限界を超える炭化ケイ素や
窒化ガリウムを使う次世代パワー半導体の市場が拡大するとみられ、この市場で日本が主導する可能性が高いことから、この流出を防ぐべきと思います。 

雑感 「子供運賃一律50円を“行動経済学”で考察」(R3.11.14) 
 某私鉄は来年度から、子供運賃を一律50円にすると発表していました。
 きっと、小学生以下の子供がいる家庭では大した用も無いのに、この私鉄を衝動的に利用して出かける方も多いはずです。企業は利用者へのサービス向上と語っても、経済学的に見れば、実際は企業の利益追求の一環です。
 さて、お金や時間を無駄にしないためには、“
行動経済学”を知っていると損をしないと思われます。人は知っている物や記憶にある物を無意識のうちに衝動買いしたり、子供時代に食べた記憶ある物を好んで食べる傾向がある心理を利用されています。その手法の一つとして、テレビCMをはじめ、雑誌や街角の広告を繰り返して見せられ、有名人、著名人が着ている、食べている、使っている、行っていることで良い印象と安心感を伝えています。つまり、人は自分では損したくない思っているのに、実際は巧妙に選択させられているのです。
 この経済学と心理学を会わせた学問を“
行動経済学”と呼ぶそうですが、以前講義を受けたことがありました。これまでの経済学では「人間は常に自分の利益を最大優先して行動する」と言われていましたが、実際は人間は必ずしも合理的ではない行動をしているようです。一例を挙げれば、期間限定のセールに釣られて必要無い品を購入したり、洗剤やテッシュなどを貰うとお返しをしたいと思う(返報性の原理)心理や、松竹梅の価格設定では常に中間価格帯の物が一番売れる(極端回避性)ことを逆利用されています。これを“おとり効果”と表現しては失礼かも知れませんが、ネットやテレビショッピング、店頭実演、広告販売など、行動経済学”の観点から観察して、本当に必要なのか、単に欲しいだけか、冷静な判断が大切と思っています。

雑感「一里塚と御尊櫃御成道(ごそんひつおなりみち)のこと」(R3.10.25)  
 先日、多摩川に架かる関戸橋を渡って、約三キロ地点の多摩市永山2丁目付近に行く機会がありました。この辺りは「瓜生せせらぎ散歩道」が南北に走り、約300m南の旧鎌倉街道から移転した瓜生一里塚跡がありました。一里塚は、江戸時代初期、徳川家康の命により日本橋を起点として、主な街道の両脇に一里ごとに榎や松を植えた塚を築かせ、旅人の目標にしたとされます。今回気が付いたことは、この説明版に「御尊櫃御成道(ごそんひつおなりみち)」のことが書いてあったことです。「御尊櫃御成道」とは、徳川家康の柩(櫃)が久能山から日光に運ばれた際に通った道のことです。
 徳川家康は、1616年6月1日(元和2年4月17日)に駿府城で没すると久能山に西向きに埋葬されます。理由は故郷の三河を臨みつつ、豊臣の残党に睨みを利かせたそうです。それが、一周忌後に日光に御堂を建てて欲しいと遺言があったので、元和3(1617)年3月15日に久能山を約千人、馬等3百騎で出発し、東海道大磯宿→矢倉沢関所→厚木村→相模の座間村を経由して、3月21日に木曽(
木曽一里塚)、小野路(小野路一里塚)、瓜生一里塚跡を通過し、3月22日に府中、元和3年3月23日に川越、日光には4月4日に到着しています。
 この日は「ここは鎌倉街道の旧道で、一里塚は町田市内の木曽と小野路にもある」と教えられ、約四キロ南方の小野路一里塚に足を延ばしています。町田市小野路には、小野城跡や万松寺、小野神社、小町井戸などの旧跡もあり、緑地の殆どは市街化調整区域で、更に東京における自然の保護と回復に関する条例にも指定され、今も良好な自然環境が保全されています。 

雑感 「日本で唯一の警察官を祀った佐賀県の増田神社」(R3.10.12) 
 佐賀県唐津市肥前町には一人の警察官を祀った神社があり、鳥居には「巡査大明神」と刻まれているそうです。ご神体はコレラ防疫に不眠不休で当り、自らも感染し殉じた増田敬太郎巡査の木像です。明治期は、医師や警察だけでなく感染症の知識が乏しい時代であり、使命感と度胸だけでは仕方無かったのでしょう。因みに、昔の警察の職務範囲には衛生や消防も含まれていましたが、1937年(昭和12)に衛生部門は保健所に、1948年(昭和23)に消防業務は消防庁が設置され移管しています。なお、九段坂の田安門を入ってすぐ左手の弥生慰霊堂には、警視庁、東京消防庁、皇宮警察などの殉職者が祀 られていますが、神社ではなく慰霊堂だそうです。いずれにも時代背景が忍ばれますが、新型コロナウイルス対応では増田巡査に匹敵する功労者は医療関係者や保健所、警察官などの中から現われるのでしょうか。
 
増田神社の由緒書きには「明治二十八年、七月高串にコレラが発生し数日の間に真性四十人・疑似三十四人・死者九人の猛威を振るった。当時の衛生行政は警察が握っていたため当地のコレラ防疫に派遣されたのが増田巡査だった。増田氏は明治二年熊本県泗水町に生まれ、学識と正義感溢れる持ち主で明治二十八年七月十七日佐賀県巡査任命と同時に、高串のコレラ防疫の大任をおびて当地におもむき、防疫態勢や患者の手当て、死体処理と不眠不休に徹し三昼夜に及ぶ増田巡査の労力の効果で、数人の患者を在するのみでコレラの伝染力を滅ぼしたが不幸に二十三日増田巡査本人も感染し二十四時間後午後三時絶命され、二十七才の生涯をこの地に没せられました。臨終の際、「余は死しても此の防疫の為に尽くさん この地向後悪疫を入れせめず」とのことばを残し増田巡査が死去されたのちは、一名のコレラ患者も発生しなかった。 (ウィキペディアから) 

雑感 「仕事のやり過ぎは、妬まれ嫌われ足をすくわれる?」(R3.9.22) 
 昨日(9/21)は、新型コロナウイルスの新たな感染者は全国で1767人、都内では253人で、このところ2カ月半ぶりの大幅な減少傾向から緊急事態宣言も今月末で解除される見通しです。菅総理は「総裁選に出馬しないで、新型コロナウイルス対策に専念する」と述べていましたから、コロナ感染の危機克服も菅内閣の実績として加えられそうです。概ね一年の菅政権の実績として、日本学術会議改革着手、携帯料金値下げ、脱ハンコ、福島原発処理水の海洋放出決定、不妊治療の助成額大幅拡充、種苗法改正、35人学級の実現、日米首脳共同声明で「台湾海峡の平和と安定」を明記、従軍慰安婦表現を不適切化、重要土地調査法成立、改正国民投票法成立、東京五輪開催、デジタル庁創設、ワクチン接種1日100万回以上の実現等々がありますが、新型コロナ感染爆発の危機の克服も大きな実績に加わりそうです。
 思えば一年前、"
史上最強の仕事師内閣"として誕生した菅内閣は、次々と日本が抱えた難題を解決する勢いに嫉妬し、敵を多くしたのか、野党やマスコミは勿論、揚げ句には内側からも足を引っ張る声が上がったことは残念でした。それに菅総理に、口下手や発信力不足を言う人がいますが、菅総理は、人目を引くようなパフォーマンスは苦手なことを理解して、それを補う側近の不在は残念でした。今、戦記もので「東北健児で編成された部隊は普段は朴訥として目立たないが、いざ戦闘においては勇猛果敢・・・」と言う評価を思い出しています。来月早々には新総理が誕生しますが、パフォーマンスや掛け声だけでない目に見える具体的成果を期待しています。

雑感 「コロナ禍の中で美容整形が増加しているそうです」(R3.09..14) 
 世界的な新型コロナウイルス感染症蔓延の中で、日本だけでなく世界中で美容整形手術をする人が増加していると知りました。理由はコロナの感染予防でマスクが習慣化し、施術跡もマスクで隠せることや、リモートワークが多くなり人目に触れずに自宅で治療や回復が出来ることを上げています。
 米国の心理学者メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」では「
第一印象は出会って数秒で決まる」と発表し、「人は見た目が九割」の根拠とも言われています。それだけの理由ではないでしょうが、「あの顔では党の顔として相応しくない」とか「一緒に選挙ポスターに並びたくない」などの辛辣な批判をする議員の声もありました。そう言えば、最近の選挙では見た目重視の写真写りの良い顔立ちの候補者が目立っていると感じています。
 また「選挙は思想や政策より候補者の好き嫌いで決まる」と語る人がいました。つまり、政策や思想など大した問題でなく、見た目や話し方などの好き嫌いや日頃からの付き合いの深さで投票が左右するそうです。今「人間は感情の動物で、論理的動物でない。我々は偏見に満ちて、自尊心と虚栄心で動く生き物だ」との言葉を思い出しています。
 今月29日の総裁選は、議員数383票+党員数383票=766票で争うそうですが、1回目の投票で1位が有効投票の過半数に届かなければ上位2人の決選投票になり、議員数383票+都道府県連票47票、合計430票で争われるそうです。果たして、自民党の議員先生や地方の党員党友は候補者のどんな顔立ちや第一印象の好き嫌いで次期総裁を選出するのでしょうか。 

雑感 「菅義偉総理は正に“快刀乱麻を断つ”活躍でした。」(R3.9.05) 
 「快刀乱麻を断つ」とは、「複雑な問題や難しい課題を、見事に解決すること」という意味で、野球の投手の活躍を讃えるときの使用は「快刀」を「快投」にかけた言葉と聞きます。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平選手は、バッターボックスでは豪快なホームランを連発、マウンドに立てば快刀(投)乱麻のピッチング、走れば盗塁の山を築いて、野球ファン・関係者、マスコミならず、日米国民の心を鷲づかみにしています。
 しかし文字通り、
快刀乱麻を断つ活躍を見せたのは、菅義偉総理大臣だと思っています。概ね一年間の菅政権の実績は、日本学術会議改革着手、洪水対策のためダムの事前放流、携帯料金値下げ、脱ハンコ、福島原発処理水の海洋放出決定、二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)、不妊治療の助成額大幅拡充、種苗法改正、35人学級の実現、台湾海峡明記、従軍慰安婦表現を不適切化、最低賃金の引き上げ率過去最高、重要土地調査法成立、改正国民投票法成立、東京五輪開催、デジタル庁創設、ワクチン接種1日100万回以上の実現等々が思いつきます。どれも難題で、これらに果敢に取り組めたのも、安倍政権当時に官房長官として7年8カ月を通じて、日本の問題点を的確に把握していたからこそ出来た仕事師内閣の真骨頂でしょう。次は誰が総理になるにしても、わずか一年の短期間で菅総理に並ぶような成果を上げることが出来るのか観察しようと思っています。 

雑感「昔から撤退作戦は攻撃より何倍も難しいと言われます」(R3.8.27)  
 8月26日夜、アフガニスタンの首都カブールではイスラム国の自爆テロで、大勢の死傷者から撤退作戦の難しさを見せています。このように戦場から撤退が難しい話として、孔明の死で五丈原から蜀軍の撤退で「死せる孔明、生ける仲達を走らす」の三国志の話や、戦国時代には殿(しんがり)として撤退が見事に成功した秀吉の「金ヶ崎の戦い」や「中国大返し」。近年ではガ島からの撤退、終戦時には本国からの武装解除の命に反してソ連軍と戦い、内モンゴルの4万人の邦人を救った蒙古軍旅団長根本博中将が知られています。逆に最悪の失敗例は、戦後、満州や樺太から約57万5千人以上の日本人がソ連に連行され、約5万8千人が死亡したシベリア抑留と思っています。
 さて、今から20年前の2001年9月11日に起きた米ニューヨークの同時多発テロ事件をキッカケに、米軍はアルカイダをかくまっていたアフガニスタンのタリバン政権を攻撃を開始していました。そして、2011年5月2日には、パキスタンで米海軍特殊部隊の急襲によって国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者が殺害されていました。しかし、バイデン大統領は、『
自分達の国は自分達で守らなければ!』、戦う気持ちのないアフガニスタンに嫌気がさした米国は自国の兵士を犬死させるわけにはいかない」と見捨てる表明していました。勿論、米軍がアフガニスタンから撤退すれば、このような事態も想定の範囲だったはずです。また、タリバンは「日本人を必要」と呼びかけていますが、まずは撤退に失敗した日本人関係者約500人(殆どがアフガン人)の無事を祈っています。 

雑感「4m 未満の道路に接する敷地ではセットバックの義務あり」(R3.8.2) 
 仕事や散歩などでは意識的に裏通りを動く機会がありますが、建築基準法が施行される昭和25 年以前からの古い市街地や住宅が密集した地域では、通称「2項道路」又は「みなし道路」と呼ばれる、幅員4m未満の狭隘な道路に接した敷地に建築されている例が少なくありません。
 道路幅が4m以上あれば、普通サイズの車なら対向車とすれ違うことが出来ますし、陽当たりや風通し、防災や避難路の確保など、住みよい街づくりの一定の条件と思います。しかし現実には、建築基準法が施行されるまでは、このような規則が無かったようで4m 未満の狭い道路や4m以上の道路に2m以上接していない敷地が多く残っています。このような裏通りで再建築するときは、道路の中心線などから中心後退(セットバック)が義務づけられています。
 と言っても、建物の工事を発注した施主様にとっては、場所によっては敷地を1メートル以上も削られ、道路として市町村に提供されることもありますから、「先祖代々の土地なのに・・・」と思うことも仕方ないと思います
 道路には「公道と私道」がありますが、「公道」は高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道に分類されます。更に、建設業や不動産業にとって重要な分類は、建築基準法第42条に規定された分類と思っています。建築基準法第42条には、「1項1号道路」「1項2号道路」「1項3号道路」「1項4号道路」「1項5号道路」などの細かい分類がありますから、その時々で勉強が大切と思っています。 

雑感 「どこからでも批判出来る“ロバと老夫婦の話”」(R3.07.27) 
 イソップ童話の“ロバと老夫婦の話”は、ロバを連れた老夫婦が、ロバに乗らないでいると「ナゼ、ロバがいるのに乗らないのか」と言われる。夫だけがロバに乗っていると「あの旦那は威張っているのか」と言われる。次は、奥さんだけがロバに乗っていると「あの旦那は奥さんの尻に敷かれている」と言われる。今度は二人でロバに乗っていると「ロバがかわいそうだ」と言われてしまう。つまり、どんな形でロバと歩いても批判されてしまう話です
 このような話は、人類にとって未知の領域とされる新型コロナウイルス対策をはじめ、コロナ禍の中での東京五輪開催の是非や観客の入れ方や、ワクチン接種の進捗状況や接種後の副反応などに対して、政権や政府を批判しようと思えば、どのような形でも批判できる話と似ています。
 この話に気付いたのは昨年ですが、トヨタ自動車株式会社の株主総会で、豊田社長がこの「ロバと老夫婦」を例えていたことで注目されていました。最近では、トヨタ自動車が東京五輪に関するテレビCMを日本国内だけ放送取りやめを決断したことで、先述のロバと老夫婦の話も話題のようです。
2020年6月11日に開かれたトヨタ自動車の株主総会で、社長(当時)の豊田章男が質疑応答の場面でこの話を引用し、ロバを引く親子(夫婦)に意見する人をマスメディアになぞらえ、「要は『言論の自由』という名のもとに、何をやっても(取材対象が)批判されるということだと思います。最近のメディアを見ておりますと『何がニュースかは自分たちが決める』という傲慢さを感じずにはいられません」「1億総ジャーナリストと言われる時代」「大切なことはその情報を伝えることで何を実現したいのか、どんな世の中をつくりたいか」とマスメディアの報道姿勢を批判した。(→ Wikipediaから) 

雑感「一度口にしたことは取り返しがつかない『駟も舌に及ばず』」(R3.7.16)  
 日本で生活する限り人種差別の実感は殆どありませんが、欧米社会では日本人もアジア人(黄色人種)として差別的に見られることが多いそうです。それも、アジア人は黒人から受けるヘイトクライム(憎悪犯罪)が多いことは複雑な気持ちになります。差別が差別を生む原因は何なのでしょうか。こんな悔しい差別感も、大リーグの大谷翔平選手らの活躍が一蹴すると期待していたのに、冷や水を浴びせるような発言が伝わっています。
 先日のオールスター戦では「1番・指名打者」更に特別ルールで投手としても先発し、オールスターの主役として注目を集めていました。ところが、これを中継する米スポーツ専門局ESPNの番組司会者が「テレビや球場で観戦する観客のことを考えると、その一番の顔が通訳を必要とする男だというのはマズイんじゃないか。この国では、通訳がいなければ彼が何を言っているのかまったく分からない」などと発言したことで、この番組司会者への批判の声が大炎上しているそうです。この番組司会者は翌日にも謝罪していますが、簡単には消えないと見られています。米国では、スポーツなどで活躍する外国人が英語を話せないのは何も珍しくないそうですが、この差別発言も大谷選手がアジア人(黄色人種)だからと見られています。
 思えば、100年以上前から米国社会には「
黄禍論」が根底に流れ、戦争、経済摩擦、感染症の蔓延などで、社会が不安定になるとアジア系(黄色人種)への暴力や嫌がらせが頭を持ち上げて来るようです。いずれにしても、一度口にしたことは取り返しがつかないもので、これを戒める「駟も舌に及ばず」を忘れないようにしたいものです。

雑感 「旧石器時代前半から、神津島産の黒曜石が人気だった」(R3.6.30) 
 伊豆七島の神津島では、黒曜石で島おこしを図る動きがあると知りました。
 火山国の日本列島には100ヶ所以上の黒曜石原産地があるといわれ、大昔から石器に使われている程度の知識でしたが、
神津島の恩馳島産の黒曜石が切れ味鋭く一番良い品質で人気があったと知りました。そして、神津島ブランドの黒曜石が日本各地の遺跡で発見されていることは、誰かが島から危険を犯して運んだことであり興味深いことです。約2万年前は海面が今よりも100mも低かったことを考慮しても、伊豆半島から約30kmも離れていますから、流れが激しい黒潮海流に流される危険な船旅が待っていたはずです。それに、伊豆の河津町の段間遺跡には計500kgもの神津島産の原石が発見されているころから、黒曜石の集積所と考えられ、ここから日本各地に運ばれたと推測されるそうです。きっと、大昔の河津町辺りには、外洋航海に慣れた人が住んでいて、伊豆半島と神津島を頻繁に往復していた採石専門の人がいたのでしょう。
 ヨーロッパの地中海辺りでは、約1万1000年前に地中海を往来していた海洋民族がいたとされますが、日本列島では、それより倍以上古い3万5千年も前の旧石器時代(約3万8千年前から1万6千年前)から、伊豆半島と神津島を往来していたことで世界最古の外洋航海が証明されるようです。 

雑感「縄文文化と長江文明はお互いに影響して発展したか」(R3.6.26) 
 先般、ユネスコが「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界文化遺産に登録するよう勧告したと知り嬉しく思っています。考古学では、この縄文文化と同時に、揚子江中流域の現在の湖南省辺りで栄えた「長江文明」が注目されているそうです。「長江文明」は、これまで中国で一番古いと言われていた「黄河文明」より数千年も古いとされ、「黄河文明」が麦中心だったのに「長江文明」は水田稲作が盛んだったことから、この稲作とともに住んでいた江南人も日本列島に多くやってきた痕跡があるそうです。揚子江中流域の水田稲作農業の遺跡として「河姆渡遺跡」などが発見されています。
 面白いのは
江南人は、後に呉・越・楚などの国々を作った民族と考えられ、これらの国々も徐々に土地争いが激しくなったのか、負けると土地を捨てて、流民となってベトナム方面やボートピープルとなって日本列島に渡ったと推測されています。つまり、日本列島は負け組の集まりなのでしょう。更に面白いのは、江南人は“倭人”と呼ばれていたことで、この倭人は目が細く、鼻は低く、体毛は薄く、縄文人とは特徴が違うことから、日本列島に多く渡来して縄文人と融合して“弥生人”になった可能性が高いそうです。
 とかく全てのことが、朝鮮半島を経由して稲作などの文化が伝わったと主張する人達が多いようですが、最近では、揚子江下流域から黒潮に乗って直接、沖縄や九州辺りに渡った可能性が高いことが証明されつつあるそうです。現在でも、ベトナムに近い雲南省の苗族は日本人に顔立ちが似ていて、住む土地も気候も日本に似ていて、稲作中心で宗教観や風俗が日本に近いそうです。勿論、逆に日本列島から中国大陸や朝鮮半島に様々の文化や稲作が伝わるなど、人々の交流が深いことも解明されつつあるそうですから楽しみです。 

雑感 「縄文遺跡の登録は世界四代文明を見直すキッカケになるか」(R3.5.28)
 ユネスコが、青森県の三内丸山遺跡など「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界文化遺産に登録するよう勧告したと報じられました。大変喜ばしいことであり、世界四代文明を塗替えるキッカケになるのかと期待しています。
 さて世界四代文明は、チグリス・ユーフラテス川、ナイル川、インダス川、黄河という大河流域で発達しますが、それらの文明を築いた民族は戦争や疫病、飢饉などで滅亡したか、その土地を捨てたと見られるそうです。これらに比べて縄文文化(1万3千年前~紀元前660年頃迄)は、世界四大文明よりはるかに古く長く、日本列島で多様な文化を育み歴史は途切れるこみとなく連綿と続いて、その延長上に現代日本人の生活の基盤があるとされます。例えば、食事の調理は土器で煮炊きし、箸を使う習慣は縄文から続くもので、日本人の手先の器用さの根拠とされます。他にも、一万年以上も古い縄文の遺跡からは、漆塗りの器が出土しており、日本列島の高温多湿の気候から腐敗や虫食いを防ぐ術を知っていたと見られています。なお日本列島は、一万年以上の古い遺跡発掘が難しい理由として、火山の噴火や地震、津波などの災害が多いことで破壊や埋没していることや、高温多湿で山野にはブナ林や広葉樹、山菜などの植物が多く繁殖し、腐敗し易い土壌が多いことがあると聞きます。
 とかく「
日本の発展は何もかも渡来人のお陰」とする人が多いようです。
 縄文の終わり弥生の始り頃は、大陸側で戦争や飢饉の発生から、度々、日本列島に難民・移民となって数万人が押し寄せたとしても、それまで一万年以上の長期間に培った日本人本来の気質や伝統を大きく変化するまでは無かったはずです。近年も、日本に数百万人の外国人が訪問や移住で往来しても、日本人の生活習慣や言語に決定的な影響を与えていないのと似ていると思います。 

雑感 「皇居周辺に銅像が建立されるような英雄は現われるか」(R3.5.23)
 随分前のことですが、各地の銅像巡りが趣味という方から、手始めに皇居周辺の銅像巡りを薦められ、一度だけ実行したことがありました。
 皇居周辺の銅像として有名なのは、楠木正成像、
和気清麻呂(わけのきよまろ)像、北白川宮能久親王像、大山巌像などが知られています。中でも、楠木正成は鎌倉時代末期、後醍醐天皇の倒幕の呼びかけに応じて挙兵し、鎌倉幕府の大軍を破ったあと、天皇に背いた足利尊氏勢と孤軍奮闘して、湊川(みなとがわ)の戦いで最期を迎えた武人です。また、下級貴族の和気清麻呂は、奈良時代末期に、身の程知らずにも皇位を狙う天下の悪党の仏僧・弓削道鏡(ゆげのどうきょう)から皇位を護った文人として知られています。
 仏僧の道鏡は、第46代孝謙(こうけん)天皇・第48代称徳(しょうとく)天皇と二度も天皇を務めた女性天皇からの寵愛を受け、天皇の地位を譲り受けることを画策しますが、和気清麻呂は寸前で悪巧みを見破って史上初の民間天皇の誕生を食い止めています。当然ながら、和気清麻呂は、孝謙天皇と道鏡から怒りを買って、流罪など厳しい仕打ちを受けますが、逆境に耐えて復位した後には、桓武天皇に進言して平安遷都を実現させた功績があります。
 そして今も、大手町の和気清麻呂の銅像の視線の先には、平安時代、朝廷に反旗を翻し、関東一円を手中に収めようとした平将門首塚(将門塚)に睨みを利かせています。因みに、仏僧・道鏡は足利尊氏•平将門と並んで「
日本三大悪人」の一人と伝えられています。昨今、皇室も現代の悪人に狙われて、何かと危機にあると言われていますが、第二の和気清麻呂や楠木正成が現れるのか注目しています。 

雑感 「映画“東京物語”“東京家族”“息子”を観て、尾灯を読む」(R3.5.4) 
 コロナ禍から巣ごもり生活がこんなにも長く続きますと、個人的には男料理やプチ湯治を楽しんだり、或いは映画鑑賞や読書の機会が多くなっています。最近では、小津安二郎監督の「東京物語」、山田洋次監督の「東京家族」「息子」、そして三浦綾子の短編小説「尾灯」など家族をテーマにした映画観賞や小説を読む機会がありました。共通しているのは、年老いた親と息子や娘家族たちの触れ合いから、核家族、相続問題、家制度の崩壊、老いと介護など、近年の日本が抱えた現実問題を考えさせる内容でした。
 小説「尾灯」だけは北海道が舞台で、長男からの「泊まりがけで遊びに来て」との手紙を真に受けて旭川に向かいますが、長男の嫁やかつての部下にも迷惑がられ、あげくには帰宅時には終電車に乗り遅れる話でした。映画の「東京物語」「東京家族」「息子」は、いずれも、東京に住む息子たちの家に、久々に息子や孫らと会うことを楽しみに上京するも邪見にされる内容でした。「東京物語」は昭和28年公開ですが、老夫婦は息子や娘家族に邪見にされ、孫もなついてくれず、途方に暮れた老夫婦は「
とうとう宿なしになってしもうた」と寂しく語る場面は身につまされます。そして、戦後間もないのに、家族の崩壊が進んですることを知ることができます。
 想えば、我が家にも両親が元気な頃は度々上京していましたが、仕事の多忙を理由にこんな思いをさせていたのかと回顧する昨今です。そして、短編小説「尾灯」からは、「後で気付いても遅い」「すべてが後の祭り」ととどめを刺された気持ちになります。最近、「こども庁」の創設が話題になっていますが、子供の健やかな成長環境の整備は勿論のこと、健全な家族の立て直しにも本気を出して欲しいと思っています。 

雑感 鯉のぼり 都会の空は 気をつかう」(R3.4..4) 
 中国の黄河上流には竜門と呼ぶ激流が続く難所があって、そこを登ることができた鯉は龍になれるという“登竜門”伝説は受験などのたびに親や先生に聞かせられたものです。日本の“鯉のぼり”は、江戸時代将軍家に世継ぎ誕生を祝い飾るようになったそうですが、時代の変遷とともに庶民もこれにあやかり、男の子が様々な困難を乗り切って大成することを期待して広まったのでしょう。
 先日、古くからのお客様の自宅近くを通りがかると、“鯉のぼり”を準備しているところでした。久しぶりでしたので声をかけますと、御孫さん二人が男の子なので、被れるサイズの兜などの五月人形とあわせ、鯉のぼりも奮発したとのことでした。私も男四人兄弟ですので、今頃の季節には庭先に父親が大型の“鯉のぼり”を上げてもらった事が蘇って来ました。郷里では敷地に余裕がありましたので、コンクリート製の造り付けの土台あって、それに竹竿を立てて5m大の鯉のぼりを上げていました。
 こちらのお宅では、下段の写真のように、20cm幅のベランダの壁にBSアンテナ金具を取り付け土台にして、伸縮式のポールを立てて、三方から張りを持たせていました。田舎町の屋敷が広い地域と違って、都会の住宅密集地では大型の“鯉のぼり”を上げることは難しいようですが、隣家まで5mほど離れていたなら、3mくらいの鯉のぼりを泳がせることが出来ると思います。それでも、風車が回る音が近隣に迷惑をかけないかと気を遣っていました。
 “鯉のぼり 祖父母の想い 天高し”
 “跡継ぎの 目出度き家の 鯉のぼり”
 “上げ下げも 孫より楽し 鯉のぼり”
 “鯉のぼり 登竜門の 方角は” 
 “鯉のぼり 都会の空は 気をつかう”

 “風かげん 孫と見上げる 鯉のぼり”
 “鯉のぼり 大きさ高さ 競い合い”

 “鯉のぼり 少子化知る 目安かな”
 “鯉のぼり 大志で膨らみ 雲の上”

雑感 「他人を見る眼で見なければ自分の本当の値打ちはわからない」(R3.4.1) 
 1月は「行く」2月は「逃げる」3月は「去る」とも言われ、今年は早くも、おからの別称「卯の花」から転じた「うづき」の4月です。早朝、我が社のカレンダーを捲りますと、4月の標語は「他人を見る眼で見なければ自分の本当の値打ちはわからない」 とあります。自己評価するときは、厳しい眼で自分を見つめよと言うことでしょうが、“他人からの評価は、自己評価の半分以下”とも言われるもので、常に自分には甘いものです。
 そこで連想したのは、「
つもりちがい十ヶ条」でした。
 「つもりちがい十ヶ条
 高いつもりで低いのが  教養
 低いつもりで高いのが  気位
 深いつもりで浅いのが  知恵
 浅いつもりで深いのが  欲望
 厚いつもりで薄いのが  人情
 薄いつもりで厚いのが  面皮
 強いつもりで弱いのが  根性
 弱いつもりで強いのが  自我
 多いつもりで少ないのが 分別
 少ないつもりで多いのが 無駄
 これを読むたびには、その時々で幾つかは心当たりあるもので、そして、耳が痛いと思い反省すること度々です。

雑感 「トップダウンとは、トップが現場に下りること」鈴木修会長 (R3.3.18) 
 一般的に言われるトップダウンとは、日本語で上意下達を意味していますが、スズキの鈴木修会長は「トップが現場に下りることだ」と語っています。
 静岡県浜松市の軽自動車工業“
スズキ”を、世界的な小型車メーカーに育てた鈴木修(91)会長は、先般、今年6月の株主総会で会長職から退くと発表されました。同会長は1978年に社長就任以来、「中興の祖」「カリスマ経営者」として知られ、経営・人生にまつわる数々の名言・至言を残しています。
 記憶に残り多少でも、その精神をマネている話として、まず「ボトムアップ(下意上達)とはコストアップ。トップダウン(上意下達)はコストダウン。下からの積み上げで決めようとすると、議論百出で時間ばかりかかる。トップダウンこそコスト削減の近道だ。」そして「トップダウン(上意下達)はトップの号令で動くことではなく、
トップが現場に下りることだ」とかみ砕いています。これを聞いたとき、実に核心を突いた至言と受け止めたものでした。また、「コスト削減は結果だ。現場に金が落ちている」「一円刻みでものは考えなければならない。一円ですよ、勝負は」と語っておられ、このような徹底した現場主義は規模の大小に関わらず大切なことと思っております。最近では、インドやハンガリーでも現地生産され、更に販路を中東、​アフリカ、EUでも広げる反面、中国での生産からは一早く撤退しています。
 なお、2019年に行われた鈴木修会長とトヨタの豊田章男社長との対談が「ここだけの話」と題してユーチューブで閲覧することができます。 

雑感 「国立市北でみられる“建築限界”の建物のこと」(R3.03.13) 
 “建築限界”とは、駅のプラットホームなどの建造物のほか、信号機、標識などを軌道に近づけることができる限界のことで、鉄道関係者、特に保線員や列車見張り員(列見)などの皆さんは詳しいはずです。
 さて、近所にある鉄道線路の跡地付近で線路跡や建物にカメラを向ける方を見かけることがあります。きっと、熱心な鉄道ファンの方なのでしょう。ここにはJR中央線の国立駅から鉄道総合技術研究所(鉄道総研)の引き込み線があったのですが、20年近く前に廃線になっています。廃線跡の大部分は“ぽっぽみち”と名付けられた遊歩道になっています。また、その名残の一つとして、鉄道総研関連の四階建ての建物があります。この建物の階段の作り方で“
建築限界”と言う言葉が理解できる施設です。“建築限界”と言う言葉は一見建築用語のようですが、実際は交通工学或いは鉄道用語なのでしょう。
 なお、電車の接近を工事関係者に知らせる列車見張り員(列見)の経験がある友人の話では、「在来線の近くで立哨する際は、枕木の端からスコップ1本分、約1メートルは離れろ」と言われているそうです。
 写真の建物は、国立市北二丁目にありますが、鉄道総合技術研究所(鉄道総研)の関連施設のはずで、引き込み線があった当時の名残です。 

雑感 「“江の島道”は神奈川県の江の島や大山に向かう古道でした」(R3.3.9) 
 最近、神奈川県伊勢原市の大山詣り(阿夫利神社)の旅番組で、大山からの江の島方向の相模湾や相模平野の絶景を知り一度は行きたいと思っています。
 さて、立川市や国立市内で「
江の島道」という表示や施設を見つけることができます。だいぶ前ですが、この「江の島道」沿いに現場がありましたので、「なぜ江の島の名が付いたのか?」と由来を質問したことがありました。すると「“江の島道”は江戸時代には伊勢原市の大山詣りが盛んで、大山詣りと江の島巡りはセットだったそうで、道路名はその当時の名残りでしょう。」と教えられたのです。それにしても、江の島までは100キロ近い距離があるのに、昔の人は随分と遠方の目標を道路名にしたものだと思ったものです。
 地図で確認しますと、立川の砂川宿辺りから南方に道が伸びていて、立川市幸町、立川市立第八小西側、国立市の東京女子体育大学西側、更に国立市谷保の万願寺の渡しを経由して、鎌倉街道(大山道)、大山、江ノ島方面に伸びています。大山道は大山参拝が盛んになった江戸時代に、主に関東の四方八方の道が大山に通じるように整備されたようです。
 ウィキペディア(Wikipedia)によると大山道の主要なものに、青山通り大山道、府中通り大山道、八王子通り大山道、柏尾通り大山道、田村通り大山道、羽尾通り大山道、六本松通り大山道、蓑毛通り大山道があるとあります。「全ての道はローマに通ず」ではありませんが、まるで「
関東の全ての道が大山に通ず」のような全盛の時代があったそうです。
 “江の島道”も、大山道の支線の一つのような道路だったでしょう。
 

雑感 「駿河国(静岡県東部)の今川家は、杉並区今川に名を残す」(R3.2.21) 
 当社は昭和50年、杉並区天沼で創立しましたので、杉並や中野辺りにも多くの御客様がおりました。そこで知ったのは、杉並区井草や中野区鷺宮、練馬区中村辺りは今川家の知行地で、幕府から特別待遇を受けていた事です。今川家は足利宗家の継承権を持つ吉良家の分家で、義元の時代は駿河(静岡東部)に君臨して「海道一の弓取り」といわれました。この駿河に家康(竹千代)は1549年7歳で人質となり、義元が1560年の桶狭間の戦いで信長に敗北するまで人質でした。その後は義元の子・氏真は家康の庇護を受け、更に氏真の子・直房が継ぎます。
 直房は儀式や典礼を司る役職
高家として幕府に仕え、家康没後に東照大権現として祀りたいと朝廷と交渉役を務め実現しました。この功績等から1645年に三代将軍・家光から井草や鷺宮一帯を賜り、今川の地名や菩提寺の観泉寺、青梅街道の八丁等に名残りがあります。
 因みに戦国時代は、各地で始まりも終わりも、武将らへの関心も見解もまちまちですが、個人的には概ね東海道沿いで起きた戦いに関心があります。
1554年「村木砦の戦い」2月、鉄砲伝来から11年、信長が実践で使用して今川義元に勝利。
1554年「甲相駿の三国同盟」3月、武田信玄、北条氏康、今川義元の同盟。
    上杉謙信に対抗する他、台頭著しい信長に対抗する目的があったとされる。
1560年「
桶狭間の戦い」信長軍と今川義元軍の合戦。信長が義元の首をとる。
    今川氏の人質だった松平元康(家康)は今川軍千余を率いて先鋒を務めた。
1562年「清洲同盟の結成」元康(家康)と信長の同盟。元康は今川と断交を決断する。
1569年「
大宮城の戦い」今川氏側の駿河・大宮城(現・富士宮)の富士氏を信玄が侵攻。
1570年「
姉川の戦い」信長・家康軍VS浅井長政・朝倉景健軍の戦い。信長側の勝利
1573年「
三方ヶ原の戦い」徳川・織田両軍が敗戦するも、信玄の急死で西進を断念。
1575年「
長篠の戦い」信長・家康連合軍と武田勝頼の軍勢が激突。武田軍が敗北。
1579年「築山殿と松平信康の悲劇」養父・義元の命で家康に嫁いだ瀬名姫は信康をもうけ
   築山殿と呼ばれた。信康に嫁いだ「徳姫」は信長の娘であり、徳姫から信長への手紙
   に信康と不仲や、築山殿は武田勝頼と内通していると密告。信長は築山殿の殺害と
   信康の切腹を家康に命じる。信長からの妻子の殺害命令に家康は生涯恨みを持つ。
1582年「
甲州征伐の戦い」3月、信長と家康は勝頼に勝利し、家康は遠江、駿河を得た。
1582年「本能寺の変」6月21日。後に家康は光秀の親族南光坊・天海を側近に取り立てた。
1582年「清洲会議」7月16日。織田家の継嗣問題及び領地再分配に関する会議
1584年「
小牧・長久手の戦い」秀吉と織田信雄VS家康陣営の戦い。家康陣営の勝利
1600年10月21日「関ヶ原の戦い」は天下分け目の大決戦といわれる。
 

雑感  「“南部鉄瓶”で鉄分を補給して免疫力を高めています」(R3.02.17) 
 郷里の富士宮市西側に隣接する山梨県南部町は源氏南部氏発祥の地であり、後に子孫が奥州に移り住み、南部藩として永く栄えました。鉄器を造りはじめたキッカケは、藩主が茶道を嗜んだことからで、祖先の出身地・甲州から鋳物師を、京都から釜師を呼び寄せたのが“南部鉄器”の始まりだそうです。今でも多くの国民に重宝されるのは、無骨で頑丈そうな風合いが好まれることや、鉄器から滲みでる純鉄は、不足しがちな鉄分補給に効果的だからでしょうか。そもそも、鉄分は吸収率が悪く、一日に必要な鉄分は食物からは一割程度ですから、鉄器から出る鉄分の補給は極めて効率的と思います。
 贈って頂いた“南部鉄瓶”は、岩手県の生産地に近い出身の友人からですが、毎日、この鉄瓶で沸かしたお湯でお茶やヒーヒーなどを飲んでいますと、鉄分不足は感じなくなっています。静岡県富士宮と岩手県は一見縁遠いのですが、南部鉄瓶を使うようになり、更に南部藩の歴史を知ると身近に感じております。
 付け加えますと、昭和50年に開始された日本の
伝統工芸品の指定第一号は「南部鉄瓶」だそうですから使うたびにズッシリした鉄瓶の重さ同様に有難さが伝わります。また、改めて山梨県の地図を見ますと、南武町は静岡県側に突き刺さるように位置しており、海が欲しかった武田信玄の思いが感じられます。

雑感 「鬼という恐ろしものはどこにある 邪見な人の胸に住むなり」(R3.01.29) 
 新型コロナの蔓延から死者総数も相当に増加と思いきや、昨年1~10月の死亡数は前年同期より1万4千人減少と厚労省が発表しています。感染症対策が多方面に影響しているのでしょう。また、警察庁は昨年の交通事故死者数は2839人で、前年の3215人から376人(11.7%)減少と発表。昨年は移動自粛などで交通量の減少が要因とみられます。また、犯罪認知件数は全般的に減少しているのに、親族間の比率が高い殺人は減少していません。在宅が多いと空巣は減っても、顔を突き合わせると憎しみが募るのでしょうか。また、昨年(1月〜10月)の労働災害死者数は585人で前年同期比35人(5.6%)の減少です。
 更に、インフルエンザや肺炎の死者も激減しており、これは同時流行しない“ウイルス干渉”が理由のようです。これらの減少傾向に比べ、昨年の自殺者数は、2019年より750人(3.7%)多い
2万919人と発表されました。自殺は10年連続減少だったのに11年ぶりに増加しています。コロナ禍による倒産や失業から生活困窮者の追い込まれた自殺者を忘れてはならないと思います。
 一休禅師は「
鬼という恐ろしものはどこにある 邪見な人の胸に住むなり」と語っています。地獄なり鬼なりはどこにあるかといえば、みな身心の中にある。「邪見」はまちがった人生観や世界観です。身びいきや見がってなエゴイスティックな人生観や世界観が地獄の世界であり鬼の住むところなのです。 松原泰道『一休さんの幸福論』から

雑感 「ウイルスがいたから人間も生き物も誕生し進化した?」(R3.01.13)  
 太古の地球では、火山の噴火、大陸移動、ウイルスや微生物が付着した隕石の頻繁な落下など様々な要因から、約40億年前に原始生命が誕生したとの仮説があると聞きます。この原始生命の誕生を促したと見られるウイルスの研究は神の領域とされる生命の起源と進化に迫るようなものと言われます。
 この仮説を証明する手段の一つとして、地球外の惑星や宇宙から小石や土砂などの試料を採取して持ち帰る“
サンプル・リターン”が注目されています。最近では、ハヤブサ1号は「イトカワ」から、2号は「リュウグウ」から土砂などを持ち帰っており、日本の技術が世界から高く評価されています。また、火星からの“サンプル・リターン”を目的としたNASAと欧州宇宙機関(ESA)が共同で進めているマーズ・サンプル・リターン(MSR)計画のロケットは昨年末に打ち上げられ、順調なら地球帰還は2030年代初頭だそうです。小惑星より引力が強い火星からの持ち帰りは、ロケットも大型になるので大変です。
 勿論、日本も負けておらず、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、火星の衛星「フォボス」からの
サンプル・リターン計画があり、数年中の打ち上げを目指しています。成功すれば火星に生命が存在した痕跡の発見につながると期待すると同時に、持ち帰ったウイルスや微生物が地球を汚染する可能性があるとして、受け入れ態勢も採取以上に慎重です。また逆の、地球のウイルスや微生物を他の惑星に持ち込む恐れも同時に心配されています。

雑感  「風邪の特効薬を開発したらノーベル賞?」(R3.01.08) 
 新型コロナウイルス感染症の話題が注目されて約一年経過しますが、身近では一人として感染者がいないことは幸いなことです。しかし実際は国立市でも、新型コロナウイルスの感染状況は市のホームページで知らされ、1月5日時点で 126人の感染者が見つかり、うち89人は既に退院とあります。それなのに、個人情報が某県のように漏れていないことは良いことですが、簡単に噂が広まりがちな地方ではそうはいかないようです。
 昨年末、ある地方都市で自ら院長として病院を経営する方が新型コロナに感染してしまい、夫婦共に自殺に追い込まれたことを知りました。医師ましてや院長という立場上、世間体から居たたまれ無くなったのでしょう。
 さて、昔から“
風邪の特効薬を開発したらノーベル賞”と言われています。
 新型コロナウイルスも風邪の一種ですから、今回の騒ぎから世界中の研究者が特効薬やワクチン開発に取り組んでいます。勿論、期待はしますがウイルスの数が数百万種と多すぎることや、ウイルスも生き残るため頻繁に変異することから、ウイルス個別のワクチンも特効薬も期待は薄いそうです。
 人類の歴史より、ずっと古い太古の昔から存在するウイルスのしぶとさから、“
ウイルスと共生”が一番賢い方法と唱える学者の意見に注目しています。ウイルスは厄介な存在に見られていますが、近年の研究で「人類をはじめとする生物の進化を促す」働きがあることが分ってきたそうです。ウイルスを絶滅させるなど思いあがった考えは、早く改めるべきと思います。 

雑感 「ご先祖の数と日本の神話に想う」(R2.12.19) 
 自分から見て、両親が1代前、祖父母が2代前、曾祖父母が3代前、高祖父母が4代前としますと、当然ながら親の数は、1代前に2人、2代前に4人、3代前に8人、4代前が16人と倍々計算になります。そして、十代遡ると千人超、20代遡れば100万人超、28代遡れば1億人以上の先祖を持つ計算になり、このご先祖の一人として途切れない命のバトンから、自分が存在していることに気付きます。もし一人でも欠けていたら、今の自分はこの世に居なかったのですから、存在自体が奇跡的なことです。
 近年の研究では、世界中の人類の祖先をミトコンドリアDNAで十数万年遡ると、たった一人のアフリカの女性に行きつくと言われています。この理由からか知りませんが、日本船舶振興会・会長の笹川良一は“人類はみな兄弟”と唱えていました。尤も、50世代前(千年以上)、100世代(二千年以上)も遡れば、殆どが血縁者となるはずで、この言葉も説得力があります。特に日本人として大切な話として、古事記や日本書紀の神話で語られる、イザナギ、イザナミ、アマテラス、大国主大神、ツクヨミ、スサノオら神々の事も忘れてならないと思います。きっと、殆どの日本人のご先祖はこの神々にもつながっているはずです。 
 

雑感 「一年のサイクルが短く感じる理由は・・・」(R2.12.15) 
 子供のころ、あれほど長く感じてした一年も、歳を重ねるごとに一年のサイクルが早いと感じています。12月1日の今日も「あっという間の一年ですね」と挨拶していました。それにしても、年齢を重ねるに従って“体感年齢”が早く過ぎるように感じています。これを「ジャネーの法則」と呼ばれたり、「往路より帰路の方が短く感じる」と言われています。個人的には、「知らない道は遠く感じるが、知っている道は短い」と感じると説明することがあります。先日、川崎市内に何度か行く機会がありましたが、初日は府中街道が随分と長く感じていましたが、一度距離感を体感しますと、意外に近いと感じていました。一年間も1月から12月の暦、春夏秋冬、折々の行事を知ってしまうと、無意識のうちに次の準備をしているもので、これが短く感じる一番の理由と思っています。今年は特に年初からコロナ騒ぎが日本だけでなく世界中を覆いつくしており、あれよあれよと歳月が流れてしまった感があります。
そこで駄作を詠むと
 “庚の子(かのえのね)コロナコロナと 年の暮れ”
 “何もかも 早く感じる 師走かな”
 “枯れ葉舞う 街道長し 年の暮れ” 

雑感 「“性善説と性悪説”どっちに軍配を上げる?」(R2.12.07) 
 二千年以上も前の中国の思想家・孟子は「性善説」は、人は生まれながら「善」なのに成長過程で悪に染まるから躾が大切。また、荀子は「性悪説」で人は元来「悪」だから厳しい躾と教育が必要だと一般的に言われています。
 先日、ラジオから「世界は性悪説に基づいた社会であり、軍備や強い法規制で国を治めている。逆に日本は、あり得ない性善説を期待して、最小限の軍備や、国内も緩やかな法律で治めるお人好し国家だ」と語っていました。しかし、現実は人も国家も善も悪も行うもので、近年の強国、米国も中国もそう見えるし、偉人と言われる人達の生き方もそう思えます。
 池波正太郎は「鬼平犯科帳」の火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵に、「
人はいいことをしながら悪いことをする。悪いことをしながらまたいいことをする。」と何度も語らせています。つまり、国家も人間も本性は善だ悪だなどと、簡単に割り切れるものではないようです。
 “善と悪 併せ持って 年の暮れ ”
 “コロナ禍や 争い絶えぬ 国や人”
 “年の瀬に 行き交う人の 思いやり”
 “善悪の 基準如何に 時流れ”
 “行く年の コロナ対策 善悪は” 

雑感 「新型コロナウイルス対策には免疫力アップで・・・」 (R2.11.19)
 “免疫”は細菌やウイルスなどの病原体から身体を守ってくれる防御システムだそうです。この免疫力のアップには、適度な運動と睡眠時間、バランスの良い食生活、そしてストレスを貯めないこと、と言われています。
 さて、11月18日は日本国内で新たに新型コロナウイルス感染者は2100人超、都内では493人が新たに感染を確認。感染者累計は120,815例、死亡者は1,913名と発表しており、東京都では今日にも警戒レベルも最高に引き上げるそうです。とは言え、感染者累計が100万人を超えた、米国、印度、ブラジル、露、仏、スペイン、アルゼンチン、英国などと比較すれば、安全の範囲と楽観視される方もおります。
 いずれにしても、日本人のマスク、手洗い、うがいの習慣は当然として、医療水準の高さ、風呂好きや家では靴を脱ぐなどの生活様式、元来の衛生観念の高さも大きく影響しているはずです。また個人的には、常に飲料水は郷里の富士山の伏流水とし、野菜や魚介類は出来るだけ旬の食材で免疫力を高めていますから病気知らずです。そこで駄作を詠むと
 “旬さいで 免疫上げて 風邪退治”
 “コロナ禍も 免疫高め 攻める秋”
 “籠りやに 旬さい届く 秋の暮れ”
 

雑感 郷里の静岡県富士宮市は高低差が日本一の自治体です。
 富士宮市は北西部は山梨県に隣接し、東側の富士山麓の約三分の一を管轄。南端の富士市境辺りには富士川が流れ、新東名高速道路が東西に走っています。富士山の標高は3776mであり、南端の富士川辺りの標高最低地点は35mだそうですから、その高低差はなんと3741mです。この高低差から数キロ離れただけで、気温差、天候の差も大きくなります。そして、気温・天候の違いから、自然の景観、豊かな水源、文化遺産、農業、産業など多様な地域が育まれています。主な観光名所として、世界遺産の富士山をはじめ、「白糸の滝」「音止の滝」「田貫湖」「朝霧高原」「駒止めの桜」など四季折々の大自然を満喫出来ると思います。(R2.6.6、文責・杉山) 

雑感 「実家の庭先からの富士 “開山は ここと決めたり 日興上人“
 トップに使用した富士山の写真は、出身地の富士宮市北山本門寺付近から撮影しています。この辺りは、富士の山頂が王冠のように見える地点として知られています。
 静岡県富士宮市北山4965所在の「北山本門寺」は、日蓮上人の直弟子である日興上人が1298年に開山していますが、生家はこの北山本門寺に隣接しています。(R2.4.20、文責・杉山)
 

 大日建設㈱の社屋です。平成28年に建て替えています。
  社屋の弁天通りに面した東側に、「大日建設㈱」と「大日行政書士事務所」の看板を取り付けました。どうぞ気軽にお立ちより下さい。
           
 
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